最近、「運動脳」という本を読んでいました。
結構話題になった本らしいので読んだ方も多いかもしれませんが、面白かったですね。
以前紹介した「脳を鍛えるには運動しかない」っていう本も同じようなジャンルなので、重複する部分もちょこちょこありました。
さて、まず今日は運動したら頭が良くなるかもよって話ですね。
【頭がいいってどういうことなのか】
頭がいいっていう言葉はなかなか不明確な言葉ですよね。
記憶力、情報処理力とか、色々あると思いますけど、とりあえずこの本の中では脳内の各部位の連携がスムーズだと「頭がいい」という話がありました。
色んな役割が分かれている脳の部位が、それぞれ連携をすることによって体を上手く動かしたり、精神を制御したり、思考しやすくしたり、まぁそんなことがあるんだとか。
ちなみに脳の大きさに関してはあんまり能力に差が出ないらしいです。
明確な科学的根拠は書いてませんでしたが、あの頭いい人代表のようなアインシュタインさんも、普通のサイズだったとか。
【心拍数が上がる運動で連携が高まる】
で、この脳の連携と運動について調べた研究があるんですが、
Aグループ→心拍数が上がらない運動をしてもらう
Bグループ→心拍数が上がるウォーキングをしてもらう
という風に分けてみた結果、心拍数が上がる運動をしたグループの方が連携が高まったということです。
ちなみにネズミさんに対しての実験でも、運動させた方が脳は若く活発だったということで、運動させた方が頭が良くなるかもって言われています。
運動って、イメージとしては体を鍛えるとか、痩せるとか、そういう感じかもしれませんが、脳を鍛えるのにもいいってことですね。
こういう話が最近では少しメジャーになって来ましたが、だいぶ前から脳科学者の茂木健一郎さんとか池谷裕二さんは「脳トレより運動した方が脳は鍛えられる」って言ってた気がする。
受験を控えたお子さんとかは勉強ばっかりしてないで、一日30分くらいは運動した方がむしろいいかもですね。