見た目のために鍛えるのも尊いよねって話 No.1395

先日ボディコンテストに出るような人と話す機会がありました。

色んな種類がありますが、ボディビルとかそういうやつね。

 

こういう競技って、トレーニングも大変だし、食事管理も大変だし、生活全てを捧げるような競技だから他にもいろんなものを犠牲にしていると思います。

そして一年とかかけて作り上げた肉体を本番に披露するわけですが、ほんの1分とか30秒とかそういう審査なんですね。(大会にもよるかも)

そこで負けてしまったら即終了。

 

一年を30秒にぶつけるってすごいですよね。

そして体だからその成果が残るわけじゃない。

 

映画とかも莫大な制作時間に対して完成物はとても短いけど、映像として残るので、またちょっと違います。

 

そして一年かけて鍛えた体は本当にただ見るものであって、機能的な何かがあるわけでもないです。

車より早く走れるとか、100kg持っても疲れないとかだったら便利なんですけどね。

 

そんな見た目に全てをかけて鍛える体ってすごいですよね。

 

僕はそういう鍛え方をしたことはないし、あまり興味もないんですけど、ダンスとは共通点が多い気がしますね。

ブレイクダンスの場合は体が鈍ったら技ができないので、基本的には毎日練習するのが普通です。

大会が近かろうが遠かろうがやります。

 

そして本番が近ければ調整をしていって仕上げていきます。

 

いざ大会当日になって、予選落ちすれば1分くらいで終了。

大きな大会であれば準備期間も相当なものなので、その辺は似てるな〜

 

そして僕らも全く役に立ちません。

片手で体を支えられるのに、重いものは持てないし、素早く足を動かせるのに走るは遅いです。

あえて言えばムダな動きを極めているという状態。

 

でもそれがいいんですよね。

役な立つからやってるんじゃなくて、好きだからやってる。

それが潔くていいな〜って。

 

筋トレしてる人が意外と力がない場合、「見せ筋」って言われますが、あれは目的通りですし、僕らダンサーは「見せ動作」が本質です。

ジャンルは違えど同じような考えの人と話して楽しかったですね。

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