サッカーに学ぶ、細部の基準 No.1384

今日もサッカーが上手い人の特徴から、細部って大事だよねってお話。

サッカーって基本的に手を使わないスポーツですよね。

足だけでボールを使うなんて滑稽なことをするな〜って昔は思ったものですが、見てもやっても意外と面白いですよね。

そんな手を使わないスポーツだからこそ、ボールをキャッチするのが難しいはず。

バスケットボールとかではパスをもらったら両手で掴めるので、しっかりキャッチできますし、野球でもボールが小さいのでグローブでガッチリ掴めます。

でも肩から先が使えないサッカーでは頭、胸、腿、足などでボールを受け止めます。

普通にやったら跳ね返ってどっか行ってしまいそうですが、トップ選手はキャッチしたかのように止めますよね。

そんなトラップについての考え方に、上手い人と下手な人では差があると書かれてました。

【トラップのこだわり】

上手い数センチ単位でずれにこだわる

下手相手にボールを奪われなければいい

結果としては相手チームの選手にボールを奪われずに、次のプレーに進めればいいとは思うんですが、その時の結果に影響しないような小さなミスも許さない姿勢が大事ということでした。

例えば相手との距離が少し離れていれば、想定よりも10センチくらいボールが跳ねてしまったとしても問題ないかもしれません。

でもその誤差を放っておいた場合、相手がもっと近い状況ではボールを奪われる可能性が高くなります。

余裕がある時でも最適な状態を意識する。

その基準値内に収めるように練習する。

これが上手い下手を分ける差になるんですね。

サッカーだとトラップが顕著なのかもしれませんが、他のプレーでも全部そうなんでしょうね。

パスの精度、ドリブルの精度、シュートの精度など、それぞれに対して上手い人はOKの範囲が狭く、NGの範囲が大きいはず。

ダンスにしても様々な場面で当てはまるんですが、特に重要なのはリズムと重心かな。

ダンスは音楽に合わせるので、動作のタイミングと音楽のカウントなどを合わせて動きますよね。

一番シンプルなのがカウントという合わせ方で、曲調に関わらず曲の速さに合わせてリズムよく動きます。

そのカウントに合わせる状態から、わずかにズレたりしていたら、もっと難しい合わせ方の時にはもっと上手くいかなくなります。

不規則な歌のリズムや、速いドラムの音など、ステップアップしてくれば難しいリズムに合わせることはたくさんあるので、カウントに合わせるときは全くズレないようにしておくのが重要です。

重心の方はというと、ゆっくり動いている時であれば多少バランスを崩してぐらついたとしてもなんとかなります。

でも難易度の高い技や高速のステップを踏むときなどは、ちょっとした重心のズレによって流れが途切れます。

基礎的な技やステップの時点で重心をうまく捉えられるようにしておくことが、ハイレベルな動きの安定につながるわけですね。

ということで、今日は「細部に関するOKNGの基準を高めておくといい」というお話でした。

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