アリの上での選択肢 No.1379

最近小学生のレッスンは結構スムーズになってきたように感じますが、幼稚園のお子さんはやっぱり気まぐれですよね。

それはそれで楽しいし、まだしっかりした技術を身につけなくてもいいかな〜って気がするので、ゆっくりやれればいいとは思っています。

 

でもせっかく通ってくれるなら何か身につけられた方がいいし、それが高いレベルであれば自信にもつながっていいかもしれない。

そう考えるとちゃんとやってもらうっていうことも時には必要ですね。

 

どうも子供の心理は大人よりわかりにくい気がするので、少し調べたりしたんですが、いくつかあった伝え方の中に「選択肢を与える」というのがありました。

 

これは例えば「靴を履いて」と伝えても効果がない場合に「右足と左足、どっちから履く?」と聞くことで、行動を強制された感じがなく、自分で選んだという感覚になるというものでした。

当然個人差があるし、行動にもよりけりではありますが、自分で選んだということが行動への意欲につながるわけですね。

 

これは「おもちゃを片づけなさい」の場合なら、「どっちのおもちゃから片づける?」だし、「ご飯を食べなさい」なら「どっちから食べる?」という感じで、結構簡単に応用できるようです。

 

もしダンスレッスンで伝えた動きがお気に召さなかった場合は、「これとこれどっちの技をやる?」って聞いてみたらいいのかな。

なんとなく、「どっちもヤダ」って言われる未来が見えるんですが、ちょっとやってみるかなw

 

この、「子供が自分で選ぶようにする」に関しては、考えてみたら大人も結構共通ですよね。

物を売るテクニックでも、「買うか買わないか」という状態では制約につながりにくいけど、「AとBの商品どっちにしますか?」だとどちらかを選んでもらいやすいとかよく言います。

強制されずに選べるということもそうですが、アリかナシの検討ではなく、アリの上でどうするかの検討にさせるというテクニックだったかな。

子供は大人と大きく違うような気もするし、実際そういう部分はあるけど、こうやって考えたら同じような感じなんですね。

 

人がどうやったら行動しやすくなるか、どうやったら気持ち良く行動できるか、それは確かに年代差もあるし、性別差や地域差なんかもあるかもだけど、大元は一緒。

人間がどういう修正かを理解するのと、その人の個人個人のことをちゃんと見て判断することが大事ですね。

子供の特徴も理解して損はないけど、そこに捉われすぎないようにしないとな〜

 

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