練習、意外と気合 No.1369

最近小学生の生徒さんがウインドミルという技を覚えました。(代表的な回転技で、足を開いて背中で回るやつです)

多くの場合、ブレイクダンスの中で最初に訪れる大きな壁がウインドミルで、これを超えるとかなり先が広がっていきます。

非常に大きなターニングポイントなので、教える側としても嬉しいですね。

 

うちのスクールに通う前から練習していたみたいなので、結果的に一年くらいかかったんですが、徐々にレベルアップしていったと言うよりは最近一気にコツを掴んだように感じました。

元々時間のかかる技ではあるので、少しずつやれればいいかと思っていたんですが、その日はかなり集中していて、僕の方も間違っているところを妥協なく修正しました。

「足を絶対に曲げないで」「もっと勢いをつけて」「背中をついたらすぐに次の動きに入って」など、細かい部分までとにかく追求して何度もやってみたら、どんどん掴んでいったんですよね。

なんか調子良さそうだったから「今日中に覚えよう」とも言ったので、かなり詰めましたね。

 

ウインドミルの練習は疲れるし、難しいし、あちこちぶつけて痛いので、なかなか大変だったとは思いますが習得できた時は嬉しそうでした。

楽しく練習するというのも大事だけど、上手くなるっていうのが1番楽しいから、結局妥協なくやったほうがいいのかもですね。

伝え方とかが無駄に辛くならないようには配慮が必要ですが、直した方がいい所を伝えないのは勿体無い。

 

これは僕がフィットネスの仕事をしているところもあって、あまり細かいことを伝えすぎないようにするクセがあるんですよね。

フィットネスの場合は目的が上達というよりは運動なので、考えすぎて動きが小さくなってしまったり、つまらなくなって続かないと目的(運動する)が達成できない。

だから多少の違いは気にしないし、受けてくれる人にも気にして欲しくないんですよね。

でも技術向上が目的のレッスンは細かいところまで気にして、本人にも気にしてもらう必要があります。

なるべく楽しくはしたいけど、もっともっと妥協なく伝えていきたいですね。

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