体の特徴を知る No.1368

この前知り合いと話していたら、自分としては子供に野球をやらせたいけど、「何に向いているかわからないから色々やらせた方がいいのか」という事を聞かれました。

 

確かに色々やってみるのはいいと思うんですが、何に向いているかって言うのは体の特徴によってある程度決まりますよね。

少し前に読んだ「スポーツ遺伝子は勝者を決めるのか」と言う本の中にいくつかそういった話がありましたが、早いうちにわかる特徴に関しては子供のうちにチェックしておいた方がいいかもしれません。

 

例えば野球に関して言えば、打者として活躍するには「視力」が重要だと言う話がありました。

ピッチャーの動きがよく見えた方が投球の軌道や変化球を投げる時のクセなどがわかりやすいので、打つ時の予測精度が上がるわけですね。

そして視力にもいくつか種類があって、奥行きを感じやすい方が球技全般に有利と言えるようです。

視力は案外早い段階でわかりますよね。

 

また、バッティングのフォームによりますが、股関節の形状がどうなのかって言うのも重要かもしれません。

股関節にはガニ股型、中間型、内股型(後捻、前捻、過前捻)があって、あんまりガニ股だと打ちにくいとか聞いたことありますね。(野球のことはよく知らないので、もしかしたら違うかもだけど)

 

この股関節に関しては、ガニ股型であれば相撲やバレエなんかには有利かも。

また、相撲であれば消化器系の強さによって体重を増やしやすいと言ったことが有利になるかもですし、バレエで言えば膝が反ってる形や足の甲が反ってる形も有利ですよね。

 

身長が必要なタイプのスポーツは多々あるので、身長も重要ですが、いつ伸びるかわからないので、そう言ったスポーツは最初からコミットしすぎると後できついかもしれない。(もちろんそのスポーツが好きなら早いうちにコミットしてもOKですけどね。)

そして身長が必要なスポーツの中でも、バスケ、バレー、水泳なんかは「アームスパン(手を横に広げた時の長さ)」が大きい方が有利です。

身長に対しての手の長さのバランスに関しては早いうちにわかるかもな〜

逆に走る系のスポーツや高跳びだと足が長い方が有利ですので、腕が長くても邪魔なだけかも。

 

そして走る系の中でも長距離の選手は骨盤が狭い、膝下が細い方が有利です。

走る時に必要なエネルギーが少なく、効率よく走れるらしいので。

脂肪とかでなく、骨格的に細いな〜という体型の場合は向いてるかも。

 

さらに持久系スポーツにおいては心肺機能の個人差がとても重要なので、周りの子どもたちと比べてたくさん走れるかどうかをみてみたり、(生まれつき持久力がある遺伝子がある)1ヶ月くらいトレーニングさせて大きく成長するかをみてみたり(持久力が向上しやすい遺伝子がある)すると、持久系スポーツに向いているかどうかがわかるかもしれません。

 

こんな風に身体的特徴に合わせて競技を選ぶことで、上達しやすいってことはあるかもですね。

 

ただ、結局は本人が楽しいと思えるかどうかというのが重要ですので、向いている体をしているからといって無理に続ける必要はありません。

身体的特徴の合わせた競技選びは、向いてるから上達しやすくて、それで楽しいってなればいいな〜って感じかな。

お子さんに何かをやらせたいと思うなら、そういう観点から考えてみるのも楽しいかもしれませんね。(向いてるからやりなさいっていうプレッシャーにならないようにはしてほしいけど)

 

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