99%から先 No.1342

前に紹介した漫画の「左利きのエレン」結局最新話まで一気に読んでしまったほどに面白かったんですが、色々学びもあったように思います。
気が向いたら是非読んでみてください。

漫画の中のシーンで、カリスマモデルの人がポージングをするシーンがあるんですが、その時の表現が良いんですよね〜

1発で100%完璧なポーズを取ろうとするんだけど、最初は99%の完成度でスタート。

一見完璧に見えるけど、何かが足りないという状態。

そこから、
99.9
99.99
99.999
99.9999…

という風に完璧に近づけていきます。

周りから見ている人には最初のポーズから全く動いてないように見えるけど、トップモデルやトップカメラマンにはその違いがわかるっていうシーンです。

世界トップレベルだからすぐに99%からスタートだし、その先1%以下の違いがわかるんですよね。

 

これがダンスでもなんでも共通してるな〜って感じます。

誰にでもわかる違いって、10%単位とかの大きな違いで、10%の人と20%の人を比べたら差を感じると思います。
大学のダンスサークルの1年生と2年生を比べれば差はわかると思います。

 

でもダンスを見慣れていたり、自分でもやってないと1%単位の違いはわからないかもしれません。
3年くらいダンスをやってる人であれば基本はある程度抑えてるので、ぱっと見だとみんな上手です。

その中での違いはダンスを見慣れていないとわからないかも。

 

更に世界大会などで優劣をつけるのなら、もっと細かい部分まで見ないと決められませんよね。

圧倒的な差が出る場合もあるけど、大抵トップレベルの戦いって僅差ですから、99%から先の勝負になりがち。

 

そんな小さな差だから、トップレベルの人は何年も大きな進化はしてないようにも見えたりしますが、実際はものすごく突き詰めて行っている。
目に見えない差が広がってるんですよね。

そして99から先のようにトップレベルでなくても、50.1と50.2の差があったり、途中段階でも細かい差があります。

その僅かな差のうちは自分でも成長を感じにくいかも知れないし、周りから見ても違いを感じられないことが多いです。

 

でも50.9999から51になる瞬間に変化を感じる事があって、その日は急に上手くなったような気がするんじゃないかな。

しばらく成長しない期間はあるものだけど、少しずつ成長してたりするので、根気よく頑張ったらいいですよね。

PAGE TOP