猫背を解消したいという話をこの前聞き、色々とお話ししたりトレーニングを伝えたりもしたんですが、そういえば猫背に悩む人も結構いますし、悩んでないけど猫背という人はもっといる気がします。
そんな多くの人が抱える猫背に関して、今日は書いていきます。
【硬くなると猫背になる筋肉をざっくり解説】
まず、筋肉は動かしていなかったりすると硬くなるんですが、どこの筋肉が硬くなると猫背になるのか、ざっくりですが見ていきましょう。
・大胸筋(図の中の青いところ)
腕立て伏せとかベンチプレスで鍛える胸の筋肉です。
マッチョの象徴と言ってもいいのではないでしょうか。
腹筋が割れているというのも見た目としては重要に感じるかもしれませんが、大胸筋が発達していないと細いだけに見えがち、だから鍛えて大きくする男性は結構いますよね。
でも鍛えて縮めてばかりでは硬くなってしまうので、ストレッチも大事かな。
別に鍛えてないよって人も多いと思いますが、伸ばさないと硬くなるのは一緒ですね。
この筋肉は胸のど真ん中にある「胸骨」と二の腕の「上腕骨」を結んでいるので、硬くなって縮んだ場合は胸の真ん中に腕が近づく事になります。
ということは肩が前にきて猫背っぽい形になりますよね。
・小胸筋
猫背になりやすい度で言えば大胸筋よりも影響が大きいかもしれません。
これは胸のあたりの「肋骨」と後ろ側にある「肩甲骨」を結んでいます。
大胸筋と同じく、硬くなると肩が前に来ちゃうわけですね。
・三角筋
肩の丸い所の筋肉です。
図で示したのは前側だけですが、三角筋は前、真ん中、後ろと、肩を覆うようについていて、その前側の部分が硬くなるとシンプルに肩が前にきます。
【大腰筋】
これだけ下半身がらみの筋肉です。
膝を持ち上げるときに使われるので、階段を登ったり、誰かに膝蹴りをお見舞いする時なんかに使います。
背骨の中の「胸椎」と腿の骨である「大腿骨」を繋ぐようについていて、結構硬くなりやすいんですよね。
普段立っている時はある程度伸びた状態ですが、座っていると結構縮んでるので、座り仕事が多い方が硬くなると思う。
で、横から見てもらうと、この大腰筋があるらへんの背骨って、反った形をしています。
ちょうど腰の辺りになるんですが、この反ってるらへんを通っている大腰筋が縮んだ場合、もっと反りが深くなることが多いです。
それだけでも腰を痛める原因になりかねないというデメリットがありますが、さらに、腰の部分が反ることで、胸の辺りの背骨がバランスをとって丸まります。
背骨は、腰が反って、胸が丸まって、首が反ることでバランスを取ってるんですけど、腰が余計に反った分を放っておくと体が後ろに倒れるので、胸の部分は丸まって調節してくれるんですね。
じゃあ胸の辺りが丸まったらどうなるのか、
そう、シンプルに猫背です。
他にも色んな原因があるんですけど、今日はざっくりと影響力の大きい筋肉についてお話ししました。
対処法になるストレッチについては、また別の機会に紹介するかも。