前回、ざっくりとブレイクダンスの評価基準についてお話をしました。
今日の話はちょっとマニアックなので、「へぇ〜」って聞くか、スルーしていただいても大丈夫です。
ダンスをやってる人は活かせるかも知れないですし、
ブレイキンやってる人には必要な知識なので読みましょうw
まず、大きく分けて4項目でした。
技術、表現、構成、バトル技術。
これがそれぞれ10点満点です。
【技術】
・形
これはかっこいい形になっているかどうかですね。
ダンスのステップや技はできるようになったらそれなりにかっこいい物ですが、やっぱり「できてはいるけどかっこ良くない」という形もありますし、「同じ技なのにカッコ良すぎる」というほどに磨かれたシルエットもあります。
自分が使う動きにどれだけこだわって、かっこいい形を作るかが重要ですね。
・バランス
動作の中でバランスが悪いとフラフラしてはっきり見えない事があります。
これはその動作の重心を捉えられていなかったり、筋力が動作の反動に耐えられないというパターンですね。
バランスの良いダンサーは非常にくっきり見えます。
・迫力
動きのキレとかに関わってくるかな。
ちなみにキレは、「動きの幅」「動きの速度」「前後の動きとの差」で決まります。
同じタイミングで動くなら大きい動きの方がキレがあるし、同じ大きさの動きなら速い方がキレがある。
そして同じ大きさと速さの動きなら前後がゆっくりだったり止まっていた方がキレがある。
こういった視覚的テクニックを使って、見ている人を驚かせるのが迫力ですね。
・速さ
これはキレと少し違って、基本的な速さです。
ブレイクダンス特有ではありますが、音楽のリズムに乗って「1、2、3、4」という風に動くというよりも、音楽の雰囲気に合わせて流れるように動くことが結構あります。
こういう時にスピード感があるとプラス評価なわけですね。
・難しさ
これは単純に動作の難易度ですので、難しい技をやる、技と技の繋ぎ方で難しい方法を選ぶということが挙げられるかな。
同じくらいカッコいい技が二つあって、とても難しい技とそこそこ難しい技があるとしたら、ダンスショーで使うならそこそこの方がおすすめです。
失敗の確率が減るので。
でもバトルなら難しい方がおすすめです。
単純に評価が高い。
・精度
どれだけ精密なコントロールができているかですね。
手や足の軌道などが正確なほど精度が高いとされます。
以上、技術に関する項目でした。
ブレイキンに限らず、他のダンスでもこういった所を抑えるといい動きができそうですね。