今日はブレイクダンスのお話です。
うちの生徒さんもバトルに向けて頑張っているところですが、ダンスバトルの勝敗って、非常に曖昧なものです。
審査員に全てを委ねて、どちらのダンサーが良かったのかを決める。
そして最後まで勝ち上がったダンサーが優勝する。
そういう文化ですね。
その基準には技の凄さ、音楽の表現力、その人自体から感じる魅力など、色んな要素が複合的に入っています。
元々そういう文化なので、それでいいんですけど、あまりに属人的で、ジャッジによって評価が様々すぎる傾向にあります。
これだとオリンピックのようなスポーツの大会では困りますよね。
見てる人も何が何だかわからないし、負けた方も納得いかない。
アートやカルチャーであれば、ジャッジの主観で見られても、そこそこ納得なんですけどね。
そこでオリンピックのブレイクダンス競技を運営をしているJDSFという団体が、オリンピックやそれに準ずる大会に関しての評価基準を明確にしました。
あくまでオリンピックの基準であって、これに当てはまらなくても素晴らしいダンサーはいるけど、一つの基準としてはわかりやすいですね。
大きく分けて4項目。
・技術
・表現
・構成
・戦術
各項目はさらに。
技術→形、バランス、迫力、速さ、難しさ、精度
表現→自身、自然さ、個性、音楽性、空間支配
構成→創造力、複雑さ、多様性、クリーンさ、完成度
バトル技術→戦術、反応
という風に細分化されます。
技術、表現、構成、バトル技術がそれぞれ10点満点の40点で、
更に驚きがある場合は最高3点の加点。
逆に減点項目もあって、
特徴的な技を2回以上使う(基本技とかは何度使っても問題なし)と1点減点。
明らかに失敗したら最大3点の減点。
相手に対して失礼な態度が酷いと1点減点。
ちなみに相手を殴ったりした場合は失格です。(昔はたまに乱闘もありましたw)
今日の内容はざっくりの説明だったので、よくわかんなかったかも知れませんが、一応こういう評価基準があるのか〜って思っていただければと思います。
より詳細な説明はまた次回。