インストラクターの技術とは

この前ちょっとした質問を受けました。

「インストラクターってどういう人がうまいのか」というもの。

 

インストラクターの良し悪しって意外と難しいですよね。

 

きっと正解はないんだろうけど、技術という面ではいくつか代表的な指標があるので、それを基準に考えてみてもいいかも。

 

【指導力】

これが一番基本的な能力かな。

要は次がどんな動きなのかをちゃんと伝えられるかどうかです。

動作の難易度にもよりますが、適切なタイミングで、適切な言葉を出したり動きを見せることで、スムーズに参加者に伝えることができる人は指導力があると言えるかと。

 

言葉のチョイス、発するタイミング、どのジェスチャーを使って伝えるか、伝わりやすい大きな動作(場合によっては小さい動作)ができているか、参加者が理解しやすい向き(前後の移動なら背中を見せたほうが分かりやすかったり、動きによっては横から見せたほうがわかりやすい動きがあったり)で伝えられているか、伝わらなかった時に次の指示で修正できているか、など色んな要素がありますね。

単純に言えばレッスンを受けててスムーズに動きやすいかって話ですね。

レッスン自体の難易度が低い場合はあまり大きな差は出にくいですけど。

 

【動作スキル】

これは重要かと言われれば微妙でもあるんですが、動きがうまいかどうかも指標としてありますよね。

種目ごとに必要な要素は変わると思いますが、基本的には「何をしてるか明確である」ということがエクササイズにおいては重要かと。

その上でキレのあるパンチを打ったり、滑らかなウェーブを流したり、パワフルなジャンプをしたり、見てて楽しいと思えるような能力があれば素晴らしいですよね。

 

【構成力】

最初から内容が決まってるレッスンプログラムもありますが、ZUMBAやエアロビクスなどはインストラクターが自分でレッスン内容を構成します。

選曲、曲順、振り付け、曲と曲の合間の過ごし方など、レッスン時間をどう構成するのかを考えるので、ここのセンスはインストラクターによって結構差があるかな。

ちゃんと運動強度が目的のレベルに合っているのか、気分が盛り上がる(あるいは落ち着く)ようになっているか、自分の指導力や参加者のレベルに合わせた難易度に設定できているか、そんな要素が重要ですね。

 

その他、参加者を見る観察力や、楽しませるトーク力など、使えるものはたくさんあると思いますが、基本的なのは上記の三つかな〜

 

色んなレッスンを受けるなら、そういう観点で見てみても面白いかも。

 

No.1322

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