運動が手段なのか目的なのか

うちのスタジオでは毎週子供向けのブレイクダンスのレッスンもありますが、不定期で大人の方に向けてもダンスレッスンをしています。(定期ではなく予約が入り次第)

 

元々ZUMBAなどのダンス系フィットネスレッスンを受けてくれていた方が多いので、踊ることに馴染みはあったと思いますが、フィットネスの場合はなるべく動きやすく、直感的に動ける動作を中心にします。

 

それに対して多くのダンスでは、あえて人間が動きにくい動き方をして不思議に見せたり、動きやすい方向と逆に動いて意外性を出したりします。

パッと見はよく似てるけど、ダンスフィットネスとダンスは結構違うんですね。

 

そんな中、継続して受けてくれている方はやっぱり動きが変わってきます。

だんだん余計な力が抜けて、スムーズに、シャープになってきます。

そういう変化を見てると嬉しくなりますよね。

 

で、すごくいい事ではあるんですけど、そこまで来ると健康管理としてのダンスではなく、趣味のダンスです。

ある意味、健康のことだけを考えればそこまでやらなくてもいいやつですね。

これはヨガでも筋トレでも、ランニングでもそうだけど、健康やシェイプアップという目的ために運動を使っているうちは、運動はその手段です。

でも難しいヨガのポーズを習得したり、何百キロも重りを持ち上げたり、フルマラソンを完走したりするのは、手段自体が目的になっています。

 

そう言うと目的を見失ってるみたいな聞こえ方するかもしれないけど、ある意味素晴らしいことだな〜って思っていて、

手段自体が目的になっていたら、元々目的にしていたことは勝手に達成されますよね。

 

健康のためにダンスフィットネスをやるのもいいけど、ダンス自体の技術を磨こうとしていれば、勝手に運動にはなるはず。

健康管理の運動はみんなした方がいい。

趣味の域の運動はしなくてもいい。

でも趣味の域まで行ったら勝手に継続する。

 

健康のための運動継続は結構難しい。

だったら趣味になるまで進んだら逆に健康管理が楽かもしれない。

内容はなんでもいいけど、自分が少しこだわれるくらい、健康管理に必要な内容を超えるくらいのものをやるのは意外といいもんですね。

 

No.1309

PAGE TOP