巻き肩っていう姿勢がありますよね。
基本的な姿勢よりも肩が前にあって、肩こりの原因になったりするし、見た目も丸まってあまり好ましくなかったりするやつです。
状況によっては肩が前に出る必要があるかもしれませんが、普段はあまりなりたくない姿勢ですね。
僕も地面を押してヨガのポーズを取ったり、ブレイクダンスを踊ったりするので、肩が前にきてしまう姿勢には気をつけたいと思っています。
で、肩が前にくると言っても、いろんなパターンがあって、
・背骨が丸まって肩が前にくる
・肩甲骨が前にくる
・腕の骨が前にくる
とかが考えられるかな。
背骨に肋骨がくっついてて、その上に肩甲骨がある。
その肩甲骨に腕の骨がくっついているので、背骨、肩甲骨、腕の骨と、いくつかの原因が考えられるわけですね。
で、今回は腕の骨に関しての話です。
腕の骨と言っても、二の腕の部分に当たるのが上腕で、肘より先が前腕って言いますよね。
こういう感じ。
肩に大きく関わるのは上腕の部分ですね。
ここが内に入ると巻き肩になります。
ちなみに、この「内」っていうのは、気をつけの状態で立って肘の折れ目が胴体に向く形です。
逆に肘の折れ目を前や外に向けた場合、肩は後ろに下がります。
なので、基本的な姿勢として、肘の折れ目を前に向けとくと良いよねって話です。
でも、そうすると気をつけをしてるのに、手のひらが前に向いちゃうかもしれません。
それはそれで変な姿勢ですねw
ちょっと手の向きを調節しましょう。
上腕を動かせば前腕も一緒に動きますが、前腕だけを意図的に動かすこともできます。
試しに肘の向きを変えたら自然に手のひらの向きも変わると思いますが、肘を固定して手のひらだけを動かそうと思えばできるはず。
こうやって肘の折れ目は前向きだけど、掌は胴体に向けて気をつけを作れば、肩周りは良い感じの位置に入ると思われます。
今は気をつけの姿勢で話しましたが、これがもうちょっと実践的な状況になった場合はどうなのか。
例えば紙に文字を書く場合など。
何も考えずにペンを持つと肘が開くかもしれません。
これは上腕ごと動かしてしまっている状態で、肩の部分は必要以上に前に出ます。
そしてこういう姿勢でペンを持つと、前腕の向きが真っ直ぐじゃなくて斜めになります。
斜めに傾いた前腕の場合、紙を斜めにした方が書きやすいみたいなんですよね。
確かに、学校の授業とかでやたら紙を斜めにする人って、肘が開いた姿勢で書いてる気がします。
これによって頭も傾いて背骨も曲がるので、長い時間やってると負担が大きいかもしれませんね。
ということで、基本的な姿勢や動作では「脇を締める」というのが大事かも。
もちろん肘を開かなきゃできないことってあるので、常にではないですが、基本ね。
No.1300