【体のこと】安定とはゆらゆらである

今日は「姿勢の教科書」っていう本を読んでました。

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専門用語は多いですが読みやすく書かれているので、勉強しやすいかもですね。

 

いろんなことが書かれてはいたんですが、安定した姿勢をとり続けるための話で、ヨガにつながるところがあるな〜って思いました。

というか、ヨガが普段の姿勢につながるのかw

 

【いい姿勢=止まるイメージ】

「いい姿勢」って言葉を聞くことはあると思いますし、僕も使うことがあります。

真っ直ぐ立つとか、骨盤を立てて座るとか、なんとなくイメージするいい姿勢ってありますよね。

 

そもそも「いい姿勢」というのは状況によって変わる物ではありますが、目的なく立ち続けるとしたら、真っ直ぐに近い形が体の負担が少なく立てるので、「いい姿勢」と言われやすいかと思います。

 

そしてその「いい姿勢」は微動だにしないフリーズの状態をイメージすることが多いんじゃないかと思うんですよね。

実際、学校とかで行儀よく立たされている時は、「フラフラするな」とか先生に言われます。

 

まぁ見た目重視で考えればそれも状況に合わせた「いい姿勢」といえるかもしれませんが、体にとってベストではないかも。

 

確かに猫背だったり、横に大きく傾いた姿勢に比べて、真っ直ぐに近い姿勢の方が体の負担は少なくなります。

だから同じ姿勢をキープすなきゃいけないとしたら、猫背とかの方が先に辛くなることが考えられます。(もちろん慣れてなければ筋肉が弱いので、真っ直ぐ姿勢の方が疲れることもあるけど)

 

でも、一つの形を継続していれば、同じ筋肉を使い続けることにはなるので、一部の血行不良が必ず起きます。

もっと楽そうな座り姿勢や、寝っ転がってる状態でもそれは起きます。

だから体をフリーズさせるよりも、一定の範囲内で揺らぐことが重要です。

 

【負担の少ない姿勢=揺らぐこと】

真っ直ぐ綺麗に立つことで、左右対称、中心に重心を置いた姿勢が作れると思いますが、長い時間維持することを考えれば、左右どちらかに重心をずらしておき、交代制で動くようにした方が持続しやすいということになります。

これは前後の重心移動も同様ですね。

重心が前にあると、首の後ろが張りつつけてきたりするので、後ろに逃してみたりする。

このように、小さな範囲でゆらゆらすることができると、全身の血行不良を改善して、楽に姿勢維持ができるということでした。

 

これってヨガのポーズでも共通しています。

ヨガでは普通の姿勢よりもきついポーズがほとんどなので、より実感しやすいかな。

 

例えば片足のポーズはピタッと止まると早い段階で疲れてしまうけど、力を程よく抜いて小さく重心を揺らしていれば結構長くポーズが取れます。

アームバランスも負荷が強いので、1箇所に留まっていたらすぐに腕が限界を迎えますが、ゆらゆらできれば長くキープできます。

基本的なポーズであれば3分くらい、ハードなポーズでも1分くらいキープできたら、安定のゆらゆらは習得できてるんじゃないかな。

 

ということで、安定したポーズ、姿勢というのは、一点に固まった状態ではなく、小さくゆらゆらしている状態なんじゃないかなって話でした。

 

No.1297

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