ダンスをやるのには筋肉が必要ですか?ってたまに聞かれます。
特にキレのある動きは筋肉が必要なんじゃないかと考える人が多いですよね。
結論から言うと、「そんなにいらないと思う」ですかね。
【自分の体が動かせればいい】
もし相手を倒さなければいけない格闘技のような競技とか、重いものを投げるような競技であれば、力が強い方が有利になりやすいので、筋肉が必要な事も多いと思います。
物を使わず、相手との接触がなくても、陸上競技のように激しい移動を伴う場合も、自分の質量を大きく動かすので筋力があったほうがいいと思います。
でもダンスでは体の一部である胸や肩、手などを動かす時に速い動きが必要なくらいなので、そういう場合はあまり強い筋力は入りません。
自分で力を入れてしまっている分が抵抗になっているだけなので、筋力がなくても力が抜けていれば速く動かせるし、筋力がたくさんあっても力が無駄に入っていればその分大きな抵抗を生むので速く動けません。
もちろん同じくらい脱力の技術があれば、筋力で少し差が出ることもあると思いますが。
【世界的ダンサーKENTO MORI、菅原小春】
世界的に有名な日本人ダンサーでKENTO MORIさんって人がいます。
この人はマイケルジャクソンさんの専属ダンサーとかやったことあるんだったかな。
何かのテレビ番組に出てた時に、「筋トレはしますか?」って質問されてて、KENTOさんはこう答えてました。
「野生動物は筋トレしないでしょ、だから必要ない」みたいな感じ。
野球のイチローさんもそんなこと言ってたような気がしますが、必要な筋肉は動作をしていればついてくると言うのは一理ありますよね。
もう一人、世界的に有名な日本人ダンサーで菅原小春さんがいますが、菅原さんも「筋トレしますか?」という質問に答えている映像がありました。
「しません、腕立て伏せは1回もできないかも」みたいなこと言ってました。
キレを出す時はものすごいキレで踊るんですけど、筋肉は確かにあまりない。
超ハイレベルのダンサーであっても、少なくとも立って踊る場合には筋肉ってほとんどいらないかもですね。
【アクロバットとブレイキンは例外】
ただ、高くジャンプしたり、手で体を支えると言う場合には結構筋肉が必要です。
僕がやっているブレイキン(ブレイクダンス)はそういった動きが多いですよね。
一般的に言うダンスの動きではないかもしれないけど、そういうのをやりたい場合は筋肉つけましょうw
ということで、ダンスに筋肉はあまり必要がないですが、ダンスの種類によっては必要かもね。
でした。
No.1291