前回、フィットネスのレッスンにはフリースタイルとプレコリオがあるよって話をしました。
これ、昔はフリースタイルしかなかったみたいですよね。
まさにエアロビクスが流行ってた時代。
その頃はフィットネスに関わってたわけではないので、自分が体験したわけではないんですが、
先日「杦本さん」っていう大阪のベテランインストラクターさんの話を聞く機会があって、そこでその頃の話やフィットネスの時代の変化とかを聞きました。
自分がいる業界のことだけど、今まで全然知らなかったから勉強になりました。
【エアロビクス一択時代】
初期のフィットネスクラブのスタジオにはカルチャースクール的なヨガやダンスのクラスはあれど、フィットネスプログラムはエアロビクス一択だったようです。
今のフィットネスクラブでは、1日の中のスケジュールが、エアロビクス、ZUMBA、ボクササイズ、ダンス、など色んなフィットネスプログラムがあるけど、一日中エアロビクスな訳です。
それだけあるとエアロビクスの中でクラス分けができて、
・初心者クラス
・初級クラス
・初中級クラス
・中級クラス
・中上級クラス
・上級クラス
という風にエアロビクスの難易度だけで6種類とかあったらしいです。
もはやエアロビクス専門スタジオですよね。
初心者も入りやすいし、段階が細かくあるので次のレベルにも進みやすい、次に進まなくても自分に合ったレベルがある。
そんなエアロビクスを楽しみやすい環境だったみたいですね。
【プレコリオ進出】
そこにレスミルズっていう今でもあるプレコリオプログラムが日本に入ってきます。
音楽に合わせた筋トレとかが最初は主体だったのかな。
今はレスミルズさん、ダンス系も格闘系もあって、色んなタイプが楽しめます。
このプレコリオっていうのは毎回同じ動きだからやってれば慣れてくるし、割とシンプルな動きに設定されているので、新規参加が増えやすい傾向にあります。
だからレッスンスケジュールの中にだんだん食い込んでくるんですよね。
エアロビクス一択だったスケジュールはプレコリオの割合が増したことで、数が減り、
・初心者クラス
・中級クラス
・上級クラス
みたいな感じになります。
こうなるとステップアップしていくのが難しそうですよね。
難しいエアロビクスのクラスとかって、めちゃくちゃ複雑だから、いきなり上級を受けてもまずできないし、初心者から中級、中級から上級で一気に
難しくなる。
でも最初はもっと細かいレベル分けがあって、時代の流れで今の形になってたんですね。
歴史を学ぶと現在の疑問がクリアになったりするので、歴史の話とか聞くのは好きなんですが、意外と業界の話を知らなかったので、勉強になりましたね。
No.1283