今日は雑学的な話になりますかね。
フィットネスに長く関わっている方は普通に知っているかもしれませんが、フィットネスクラブのスタジオレッスンには、大きく分けて二つの種類があります。
それが「フリースタイル」と「プレコリオ」ですね。
僕がやったことある内容としては、エアロビクスやボクササイズ、プールのアクアダンスなんかがフリースタイルで、ZUMBAがプレコリオですね。
【フリースタイルのレッスン】
フリースタイルっていうのは、レッスン中に参加者を見ながら臨機応変に内容を変えるレッスンのことです。
例えばエアロビクスは、最終的な動きは先に決めてあったりしますが、それを教えていく過程はその日によって変わります。
参加者が慣れていればサクサク進んでいって、ちょっと難しい動きを追加することもあるし、初めての人が多ければ繰り返し教えるので、ゆっくり進んでいきます。
音楽に合わせて動きながら、参加者の様子を見て、次の展開を考えて実行するんですね。
結構頭を使うので担当するのが難しい傾向にあります。
【プレコリオのレッスン】
プレコリオは「Pre=先に」「Choreography=振り付け」みたいな意味で、内容をほとんど事前に決めて行うものです。
音楽にピッタリハマるようにしたり、時間配分を理想的な構成にしたり、内容は良くなりやすいかもしれないけど、参加者への対応はフリースタイルよりも劣ります。
ZUMBAは音楽にしっかり合わせるので、楽しみやすいけれど、全く動きが伝わらない時は説明できないので大事故ですw
良さもありつつ、欠点もあるわけですね。
【使い分けは難易度による】
基本的に動きがすごく簡単なら、プレコリオにしてしまった方が内容のクオリティは上がると思っています。
より音楽に合わせることができるし、その場で考える構成よりも無駄がなく進めることができます。
でも難しい内容をやる場合は、参加者によって習得スピードが必ず変わるので、反復回数のベストを先に決めることはできません。
フリースタイルでやった方がベストに近づくかな。
僕が昔やっていた初心者向けのエアロビクスは、始めた頃はフリースタイルとして覚えたので、その場の状況に応じて進めていましたが、動きを簡単にすればある程度の繰り返し回数でみなさんが動けることがわかりました。
それからは全て音楽に合わせてプレコリオ化して担当してました。
逆にダンスエクササイズのレッスンは、最初の頃動きを簡単にしてプレコリオでやっていましたが、少し難しい動きをするようになってからフリースタイルに切り替えました。
そんな風に難易度によってレッスンのシステムが違ったりします。
受ける側としてはそんなこと知る必要ないですが、雑学としての話でしたw
No.1282