【ヨガ哲学】精進するっていうこと

先日、仏教についての話を聞く機会がありました。

インド発祥でヨガともつながる部分が多い仏教、たまに勉強するんですよね。

 

色々な話があった中に、「精進」って言葉がありました。

言葉自体はよく聞きますよね。

「今回はダメだったのでもっと精進します」とか、「来年に向けて精進しろ」とか。

 

まぁ普通に使ってる意味で間違い無いとは思うんですけど、改めて聞くとそういう意味なんだ〜って思いました。

 

精進って、一生懸命修行するっていうような意味合いもあるんですが、もうちょっと細かくいえば、

・過去に行った悪いことを2度としない

・今行っている悪いことをやめる

・この先も悪いことをしない

・過去に行った良いことを続ける

・今やっている良いことをさらに磨く

・今後もっと良いことに挑戦する

ということらしいです。

 

平たくいえば「悪いことしないで良いことしようね」かな。

 

「良いこと、悪いこと」、は倫理的な側面もあると思うし、「何かの目標に向かっていくにあたって、有効な努力なのか、非効率な方法なのかを見極めて最適化していく」という意味もあると思います。

 

要はPDCAですかね。

過去や現状を把握して、精査して、未来に向けて改善する。

精進って聞くと、単純に「頑張る」という意味のように使ってましたが、「精進する=PDCAを回せ」なのかもしれない。

 

 

日常的に何気なく使う言葉って他にもたくさんあるけど、深く考えることってあんまりないんですよね。

「ありがとう→元々は有難い、珍しい事という言葉」とか、「こんにちは→今日はご機嫌いかがですかの略」とか、本来はそういう意味で使われていたということを考えて言葉を使うと、いちいち言葉に重さを感じる気がしますね。

 

それで生活が大きく変わるわけじゃないけど、少しだけ意識が変わって、丁寧な生活になるような気がする。

 

No1280

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