才能と努力、スポーツ技術の向上においてはこの二つがよく話題に上がりますよね。
今日もそんな分野の研究について書かれた本から、面白かった情報をシェアします。
前回の記事で走り高跳びの天才がいたって話をしました。
高い身長と長いアキレス腱。
この二つを持って生まれたトーマスさんは競技開始1年くらいで世界チャンピオンになるという超天才でした。
こういった身体的特徴は、競技によって向き不向きが異なりますが、今日は野球に関してのお話です。
【プロ野球選手は視力が高い】
メジャーリーグの選手を対象に行われた視力検査の結果が、大学の野球選手や一般の人と比較して、非常に良い成績を示したというデータがあります。
一般的にはかなり少ない2.0以上の視力を持った人が結構たくさんいるみたい。
そしてそれは打撃に優れる選手ほど顕著だそうです。
つまりバッターに向いている身体的特徴は眼の良さにあるということですね。
【プロの投球スピードに反射できるように体はできていない】
プロ野球の投手が投げる速球って、150kmとか160kmとかですよね。
当たったら死ぬんじゃないかな〜っていうボールが目の前を通るなんて恐ろしいスポーツだw
そのボールを手元まで見続けてバットに当てるというのは、人間の能力的には不可能らしく、ピッチャーが投げた瞬間にボールの軌道を予測して、ちゃんと見えてないけど打っているというのが実際なんだとか。(いや、見えてるよっていう方もいるかもしれませんが、本にはそう書いてあったw)
つまりピッチャーの手から離れてからは目を瞑っても一緒らしい。
ではその予測に重要なのは何か。
まだピッチャーの手の中にあるうちに球がどれだけ正確に見えているか。
投球の瞬間にピッチャーの肘や肩がどうなっているか正確に見えているか。
つまり、軌道の予測に必要な情報がどれだけ集められるかです。
そのためには何が必要かと言うと、当然視力ですよね。
視力が良い選手といそうでない選手の、特にわかりやすい違いはピッチャーが持ってる球の縫い目が見えるかどうからしいです。
変化球って、縫い目をどっちに向けて投げるかでも変わるらしので、見えた球の縫い目がどうなってるかわかれば、手元での変化を予測できるのでヒットが打ちやすくなります。
常に遠いところからしかボールが飛んでこない野球ならではの才能ですね。
ボクシングとかも相手のパンチを予測して処理するけど、近いところからしか来ないから少し違いますよね。
ちなみに僕は高校の時の視力検査で2.5という高視力だったので、実は野球に向いていたのかもしれませんw
というかその視力を活かせば、バレー部だった時に相手のスパイクをレシーブするのとかもっとできたかもなw
今日は単純な視力について話しましたが、次回はそれにちょっと関連した内容について。
No.1271