前回に引き続き、お坊さんのお話からの学びです。
「自分のことを言われていないのに、誰かが悪口を言っているのを聞くと辛くなる」と言う人に対して、お坊さんが答えていたお話ですね。
今日はそもそもなんで悪口聞いただけでで辛くなっちゃうの?っていう事なんですが、
これはその人が他人の悪口を言わないようにしているからだとお坊さんが言っていました。
元々誰かの悪口を言ってはいけないと思っている
→日頃から悪口を言わないようにしている
→悪口を言わないのが普通
→悪口を言うのは普通じゃないし悪いこと
→悪口を言っている人をみたら不快に感じる
こんな流れかな。
日々の積み重ねによって、自分の中の基準が出来上がったわけですね。
その基準に合わないものに不快感を感じる。
悪口くらいではそう感じない人でも、例えば人を殺している現場を見たら不快に感じると思います。(というか怖いか)
自分の中でやってはいけない、やらないのが普通だと言う感覚。
これに反する光景を見ることでアラームが鳴るんですね。
さっきの悪口の話のように、聞いただけで不快に感じるのは辛いかもしれないけど、いい基準を持っているとも言えますよね。
日頃からいい習慣を続けていくことで、悪い習慣をブロックできるアラームが備わっているわけなので。
ただ、これに関しては個人的に思うところもあります。
「あまりに清すぎてはいけないのではないだろうか」と言う懸念です。
例えば自分の周りに、人の悪口を言う人が一人もいなくて、そんなことを言うなんてことが想像もつかないような状況だったら、環境が変わって悪口を聞く場面に出会った時に、不快感が物凄いと思います。
免疫力の低下ですね。
体もそうですよね。
無菌状態で生活していたら、その辺のなんでもない菌にも負けてしまう体になります。
体と同じように、心も少しは免疫力を上げた方がいいのかも。
まぁ自分から悪口を言わなくていいけどねw
そう言う人の話を聞く時間があるとか、今なら動画でたまに見るとか。
基本的には体や心に良い生活をしながら、時折負荷をかけて免疫力を上げる。
そんな感じがいいのかな〜って思いました。
No.1256