この前トレーナーの勉強会があって、色々とお話を聞いてたんですが、体の構造に関して、ちょっとした雑学なんかもありました。
面白いな〜って思ったので、少しシェアしようかと。
【動物の形と気温】
動物って、住んでる地域によって形が結構違いますよね。
例えばクマさんは色んな種類がいますが、シロクマ、ヒグマ、ツキノワグマ、マレーグマ、と温かい地域に行くほど体が小さくなります。
これはベルクマンの法則って言って、寒い地域で生き残るために、体を大きくすることで体重に対しての表面積を少なくする進化をしたと考えられています。
小さいとすぐ冷えるけど、大きいとすぐ冷えないわけですね。
同じような理論で、アレンの法則というものもあって、これは体の大きさではなく末端の形状に関しての話ですね。
寒い地域のウサギさんよりも温かい地域のウサギさんの方が、耳が大きい。
末端を大きくすることで、暑い地域では熱を放射するというメリットがあったり、逆に寒い地域では末端からの熱の放出を防ぐことができるわけですね。
意図的にそういう形状にしたわけじゃなく、そういう形の個体が生き残っていった結果、今の形になっているということなんでしょうが、面白い法則ですよね。
【人の形も元々は地域差がある】
今の時代は気温に合わせた服を着ているし、空調が発達していたりするので、気温に関わらず色んな人が住んでますが、人間も元々は気温などの環境に合わせた進化をしていったそうです。
例えば肌の色の違いは、強い紫外線のある地域では紫外線を防ぐために黒い色素が発達したり、紫外線の弱い地域では少ない紫外線を吸収するために黒い色素を減らして白い肌になったりしたようです。
元々がアフリカ生まれの動物なので、最初は黒っぽい人が多いのかな。
そしてさっきのベルクマンの法則みたいに、寒い地域では大きい人が多いっていうのもあるかもしれませんね。
しかしもう一つ紹介したアレンの法則の方ではちょっと不思議な感じがあります。
寒い地域は末端が小さくなるっていう話だったんですが、ロシアとか北欧の人って、めっちゃ鼻が高い感じしませんかね。
凍傷のリスクが増えるのに何故か鼻が高い。
これが今回面白かった話なんですが、鼻から息を吸うと、肺に到達する前に空気が温められます。
それによって一定の温度に近づいた空気が入ってくるから、正常な呼吸ができるようになってます。
特に寒い地域では体温と気温の差が大きいので、鼻での温度調節が大変ですね。
だから鼻を長くして空気が通る時間を増やしたのではないかということ。
それで寒い地域の人は鼻が高いのかと。
逆に鼻が高ければ寒さへの耐性がある程度あるのかもしれないと。
なるほどな〜って思いましたね。
今更進化はできないので、あんまり意味のない知識ではありますが、
もしこれが本当なら、寒さ対策に鼻を高くする整形が役立つのかも。
No.1251