今日も「絶滅の人類史」から、進化はトレードオフだよねって話です。
進化の歴史としては、お猿さんが進化を続けていって、最終的に人になっていったわけですが、今の形になる前には色々な形態の人類がいたとされます。
例えばネアンデルタール人は体も脳もホモ・サピエンスより大きかったみたい。
ある意味今の人以上に賢く、しかも強く進化してたのかもしれないですよね。
その代わり、大きな体と脳は多くのエネルギーを消費するので、その分たくさん食べないと死んでしまいます。
スペックが高いほど飢餓には弱くなることが考えられますね。
機械のスペックと電力の関係みたいなものかな。
僕がブログを書くのに使ってるiPad Proは非常に高性能で、ネットも使えるし、様々なアプリが使えます。
電卓のアプリで計算できるし、Kindleのアプリで本も読めます。
でもその分電池の消耗が激しいから1日使ってたら電池が切れます。
それに対して、計算しかできないけど電卓ってなかなか電池切れないですよね。
本しか読めないけどKindleの端末はiPadよりは遥かに電池が持ちます。
電力が豊富な世界であればiPadの方が優れているけど、電力の乏しい世界では電卓の方が優れている面があります。
【最強の生物がなぜいないのか】
人間って、今や機械を使えばかなり何でもできますよね。
高速移動、空を飛ぶ、大量の記憶など、生身では到底できないことがたくさんできます。
でもこういうのが自分の身一つでできたらいいな〜って小さい頃考えたことあります。
漫画のキャラクターってパンチで岩を割ったり、銃弾を指で止めたり、体だけで色々できますもんねw
さすがに漫画の世界までとはいかなくても、もっと強い体になってもいいんじゃないかな〜とは、もう少し大人になってからも思います。
実在しないレベルは無理としても、チーターくらい速くて、鳥のように空を飛べて、象くらいのパワーがあり、シャチくらい泳ぎがうまければいいな〜って。
できる生き物がいるんだから、人間もできてもいいのになってねw
でもそういう能力を出すには、強い脚の筋肉、羽、大きな体、ヒレなど、体に何かを増築しなきゃいけないです。
そしてそれを維持するためには何かを食べなきゃいけない。
鋭い牙も、強い爪も、硬い鱗も同じです。
人間はただでさえ大量にエネルギーを使う脳を持ってしまったので、1日の消費エネルギーが大変なことになるはず。
実際象とかはすっごい量食べますしね。
僕が昔想像してた最強の生物は、毎日フードファイトしなきゃいけないから一日中消化吸収に追われる日々を過ごし、食べ物が乏しくなる災害などであっと言う間に滅びるやつということですw
本当になんでもできるスマホだけど、電池が5秒で切れるみたいなやつだねw
これって人間の能力を磨く時にもちょっと近いものがあるな〜って思います。
たくさん勉強すれば、その分野の知識は深まりますが、復習を続けないと忘れていきます。
音楽やスポーツの技術も習得した後放っておくと鈍ります。
体に比べれば維持しやすいとはいえ、幅広く深いスキルを持つほど維持は難しくなるはずですよね。
人間が脳を選んで牙を捨てたように、自分にとって大事な事に集中するって重要なんだな〜って思いました。
No.1215