恨みは棚上げ

うちのばーちゃんがもうすぐ90歳なんですが、今こんな本を読んでると言ってました。

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(老いの福袋 : 樋口恵子)

 

読んでみてって言ってたので、一応読んでみたんですが、「歳をとったときにこういうことが困る」というエピソードとか、「こうだったら助かる」というアイディア、「こう考えれば楽しく生きられる」という考え方が書かれていました。

 

まだ実感レベルでわからないことも多かったですが、こういう視点は勉強になりますね。

 

特に面白かったというか、使えるな〜って思ったのが、「恨みは棚上げする」という考えでした。

恨みなんて物騒ですけどねw

 

棚に上げるって、「自分のことは棚に上げて」というような表現でよく聞きますよね。

「自分も悪い面があるけど、それは置いておいて他人を指摘する」的な状況が多いかな、多分。

 

こういった感じで、「棚に上げる」は「一旦忘れて置いておく」だと思うんですが、著者の樋口さんは「他人への恨みがあるなら人生の最期まで棚に上げておけばいい」と言います。

過去に嫌なことをされたり、嫌われている相手に関しては、いつか仕返しをしてやろうとか思うかもしれませんよね。

その恨みが強いほど忘れることも難しいと思います。

でも人生は残り時間が限られていますので、そこに労力を割くのはもったいないかもしれません。

 

忘れるわけじゃない。

ちゃんと覚えておく。

時間ができたらちゃんとやる。

でも今は置いておく。

 

こんな感じですね。

 

考えてみたら、やらなきゃいけないことを、こういう扱いにしてる事って結構あるなw

掃除とか、不要物の処分とか、病院行くとか、役所に行くとか、なんとなく放っておいてることってありますよねw

 

そういうのはちゃんとやった方がいいかもしれないけど、恨みを晴らすのは死ぬまで置いといてもいいですよね。

ちゃんとやるつもりなんです。

時間ができたら復讐します。

でも今は楽しいことや大切な人との時間で忙しいので置いておきます。

その結果、恨みを晴らす前に寿命がくればいいよね。

 

僕の場合は今のところ恨んでる人がいないのもあって、この考え方はいいな〜って思いましたが、実際に恨みの対象がいればどうでしょうね。

もし僕を恨んでいる人がこれを見ていたら、是非寿命が来るまで棚上げしておいてくださいw

 

この考え方、面白いな〜って思ったんですが、もう一つ同じようなケースの考え方が書かれていたので、次回はそっちをお話しします。

 

No.1198

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