差分しか伝えられない。

少し前に「ロックダンスをやってみたい」というお客様がいて、僕自身ほとんどやった事なかったんですが、初歩的な動きを勉強してお伝えしました。

 

それから最近は色んなダンスのジャンルを見て、少しレッスンで使ったり、自分の動きに取り入れたりしています。

 

自分がやってきたジャンル(ブレイク)の場合は、結構何を聞かれても答えられたり、一つ一つの動きを細かく解説できるくらいの知識と経験があります。

自分のレベルが50くらいだとしたら、初めてのレベル1の人には49レベル分のものを渡せます。

でも自分も1レベルだと、何も教えられませんよね。

 

もちろん新しいジャンルであっても、先に勉強して練習するので、レベル3とかレベル5くらいにはなります。

だからその差分の事は伝えられますが、なんとかギリギリでやってる感じにはなってしまうかもしれませんね。

 

始めたばかりのことを伝えるのも楽しいし、一緒に上達していく感じもいいですが、なるべく早く自分のレベルを上げないと、伝えられる事がなくなっちゃいますよねw

 

新しいダンスに限らずもっと多くのことを伝えるには、もっと勉強しないとですね〜

 

この「差分しか伝えられない」と言うのは、僕のヨガの先生が言っていたことで、ちょっと印象的だったんですよね。

ヨガでは「無理しない」とか、「人と比べないで自分のペースでやる」と言うのが大事だったりします。

人ではなく自分と向き合う物ですからね。

 

でもインストラクターは違います。

自分ではなく、相手と向き合わなくてはいけません。

 

その相手に必要なだけのことを自分ができたり知ってないと、成立しないんですよね。

 

そして相手との差がギリギリよりも、大きな差があった方が多くを伝えられますので、相手にとっては有益な時間になりやすいはず。

習う側もだんだん上達してくるわけなので、それ以上に教える側は成長速度を上げていかなければいけない。

当たり前の事かもしれないけど、新しいことを教える機会があったので、強く実感できました。

 

No.1167

 

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