最近はヨガ哲学についてのお話が多いですが、その中で「ヨガの目的は心のコントロール」という話もありました。
常時揺れ動いている心を自分で認識してコントロールすることができれば、色んな悩みから解放されるっていう感じかな。
で、心のコントロールといことはつまり感情のコントロールでもあると思います。
でも感情っていう言葉は何気なく使ってる割によく知らないな〜と思って、最近ちょっと調べてました。
【進化論のダーウィンさんが言ってたこと】
感情って人間には標準装備の機能だと思うので、古代から色々研究はされてきたと思いますが、進化論で有名なダーウィンさんも研究していたらしいです。
ダーウィンさんの話はもしかしたら感情のコントロールに役立つ面があるかも。
この後少し解説しますが、「今人間に残っている感情は、生きていくために必要だから残った機能」ということが今回のポイントですね。
【嫌われがちな感情】
感情って、色んな分類方法がありますが、日本でよく使われるものに「喜怒哀楽」がありますよね。
喜びや楽しみはいい感情な感じがするし、哀しみや怒りはなんとなく避けたくなる感情かもしれません。
1日の最後に「喜びに満ちた日だった〜」や「楽しい一日だった!」となれば「いい1日」のように感じますし。
「哀しみに満たされた1日だった」とか「怒りばっかりの一日だった」だとちょっと可哀想にも感じます。
だからネガティブな感情である哀しみとか怒りは、必要以上に制御しようとして疲れてしまう人も多いんじゃないかな。
【ネガティブ感情は必要】
そんな嫌われがち、困りがちなネガティブ感情ですが、ダーウィンさんが言うには「必要だから淘汰されずに残った機能」な訳ですよね。
不安を感じるから慎重になってリスクを回避できたり、怒りがあるから解消しようとして大きな力が出たり、悲しいことがあったからそれを繰り返さないために工夫したり。
体力は削られるけど、大きなメリットがある感じ。
逆にポジティブな感情は心や体が休まりますよね。
だからどっちも必要で、大事な感情だってことを頭に置いておくのが大事かも。
【トレーニング後の筋肉痛と同じ扱い】
筋肉痛って痛いですよね。
痛みだから基本的にはない方がいいと考えるのが自然かと思います。
でもトレーニングの後の筋肉痛は嬉しい人も多いですよね。
「鍛え感じがするー!」とか「これで効果でそう!」とか、痛いのに嬉しいみたいな。
ネガティブな感情に対してもそうやって「いいもの」として捉えることができれば、ある程度は振り回されないかもしれません。
今不安を感じてるな〜って思ったら、じっくり物事を考えるサインかもしれないし、怒りを感じてるな〜と思えば、何かを改善するチャンスかもしれない。
もしかしたらそこから逃げるべきという場合もありますし。
筋肉痛のように、変化のサインとして受け取るのもいいですね。
不要な感情は存在しない。
そして感情は抑えられないけど、それをどう捉えるかは選べる。
というお話でした。
No.1134