ヨガのゴールは心のコントロール。
そのためには8つのステップがある。
その1つ目は日常でやってはいけないこと5個。
やってはいけないこと5個の最初の1つがアヒムサ(傷つけない)。
という流れで解説しているところです。
前回は物理的な攻撃だけじゃなく、言葉、表情、態度、文章でも傷つけたらいかんよって話でした。
今回はその続き。
【自分も傷つけてはいけない】
今までは他者を傷つけないという話でしたが、今回は自分が対象ですね。
自分で自分を傷つける最たるものは自殺かと思います。
これは追い詰められた状況で難しいかもしれませんが、避けたいですよね。
余裕のあるうちに頼れるところを作っておくとか、色々できることがあるかもしれません。
そしてその他の物理的な攻撃で言えば、自傷行為のように直接的なものもありますが、自分を傷つけるのが目的でないパターンもたくさんありますよね。
【いたわらないのは傷つけているのと同じ】
仕事が忙しくて、睡眠を取れていないとか、ストレス発散のために暴飲暴食したり、体のケアをしないでトレーニングをやりすぎたり。
自分って考えると適当に扱ってしまうという人は、自分の体を自分とは切り離して考えるのもいいですね。
「客観的に見て今の状態は体を大切に扱えているだろうか」って考えてみるといいかも。
投資家のウォーレンバフェットさんっていう有名なおじいさんがいますが、「一生乗り換えられない車に乗ってるとしたら、大事に乗るしメンテナンスするよね」「自分の体ってそういうものだよ」みたいなことを言っています。
これはそうですよね。
僕は車を持ってませんが、基本的に一生乗るつもりで車を買う人って少ないですよね。
5年とか10年とかなら、無理な使い方をしてもある程度大丈夫かと思います。
でも自分の体は100年とか乗るわけですよね。
もはや意図的に傷つけないとしても、普通に乗ってるだけで壊れると思います。
だから「傷つけない」のは当たり前で、「いたわりましょう」っていうのが自分に対するアヒムサになるかな。
ただ車と違って体は成長もするので、必要な負荷をかけるのは大事ですが。
これはまた別の項目「タパス」ってうやつで話します。
No.1127