【ヨガ哲学】ヨガのゴールは動じない心

最近ヨガスクールのテキストを読み返したりしたこともあり、ヨガ哲学の復習をちょいちょいしていました。

 

何度かブログにも書いたんですが、ヨガのゴールって「心の作用の止滅である」という風に、昔の偉い人が書いたヨガの教科書に書かれています。

誰かに何かを言われたり、自分の思い通りにいかないときに、心がざわついたりすると思いますが、そういう反応をせずに落ち着いた自分でいることを目指すわけですね。

 

例えば道を歩いていて誰かにいきなり殴られたら、普通はびっくりして固まるとか、殴り返すとか、逃げるとか、反射的に反応してしまうと思いますが、そんな時も動じない心。

悟空が攻撃しても「今何かしましたか?」と言って表情ひとつ変えないフリーザ様のようになれるわけですね。

まぁこういう命の危険がある状況では、即座に反応した方がいいかもしれませんが、もっと小さいことであれば自分の心をコントロールできたほうが楽に生きられるかもしれませんね。

 

ということで、心のコントロールをして、周りの刺激に振り回されないようになるのがヨガのゴールな訳ですが、ヨガはポーズの練習を含めていくつかの修行の段階があって、レベル1からレベル8まであります。

(ちなみにポーズの練習は修行レベル3です)

 

この8段階を一つずつクリアしていくことが必要なわけですが、現代で一般的に親しまれているヨガは、修行レベル3であるポーズが中心になっています。

例えば、本当は野球の練習の一部だった「バッティング」だけを切り取って、「バッティングセンター」があるのと同じかな。

ヨガの一部だった「ポーズ」を切り取って、一般的な「ヨガレッスン」として親しまれていますよね。

 

これが良くないっていうような言い方をする人もいますが、まぁどっちもいいですよね。

野球も素晴らしいし、バッティングセンターも楽しい。

ヨガも素晴らしいし、ポーズも楽しい。

 

でもバッティングするなら野球を知ったらもっと楽しいかもしれないし、ポーズを深めるならヨガを知った方が楽しいかもしれない。

 

ということで、また次回もヨガのことを書こうかな。

 

No.1123

最近の記事

PAGE TOP