今日はダンスに関連したお話です。
ヒップホップという言葉は聞いたことがある人が恐らく多いですよね。
これは音楽かダンスのことを指す場合が多いと思うんですが、実際はどういう言葉なのかはあまり一般的に伝わっていないと思います。
僕はブレイクダンスをメインにやっているので、「ヒップホップ踊ってるの?」と聞かれれば一応「違います、ブレイクダンスです」って答えるようにしてるんですが、厳密にいうと「ヒップホップ踊ってます」が正解なんですよね。
この辺がわかりにくいので、いつもは説明しないんですが、今日はちょっと解説します。
【HIPHOPの4大要素】
ヒップホップって、1973年に生まれた文化なんですが(もっと前から文化はあったけど、名前がついたのが1973年らしい)、「ラップ、DJ、ブレイクダンス、グラフィティ(絵)」の四つをヒップホップと言います。
当時はまだ今の時代で踊られているようなヒップホップダンスはなくて、ヒップホップのダンスといえばブレイクダンスでした。
だからブレイクダンスをしている人はヒップホップしているんです。
【音楽が爆発的に広まる】
少し時代が進むとラップの音楽が超ブームになって、「ヒップホップと言えばラップ」という時代が来ます。
もちろんヒップホップをやってる当人たちは、ブレイクダンスもグラフィティもやってましたが、音楽の拡散力はすごいですからね。
今の時代なら動画が一般的だからダンスとかも広まりやすいけど、当時は生で見るしかなかったからダンスとかはあまり広まらなかったのかな。
【ラップに合わせたダンスができる】
ラップにというか、ヒップホップで作られた音楽に対して、新しいダンスが生まれます。
それが今ヒップホップダンスって言われているジャンルですね。
4つの要素があったヒップホップからラップとDJが飛び出てきて、そこに新たなダンスが生まれる。
元々あったブレイクダンスとは全く違う形のダンスです。
【どっちもヒップホップ】
ということで、ブレイクダンスは「ヒップホップとして生まれたダンス」
ヒップホップダンスは「ヒップホップから生まれたダンス」
感覚的にはヒップホップダンスがブレイクダンスの甥っ子みたいな位置かな。
だから厳密に言えば結構違うんだけど、どちらもヒップホップですね。
何の役にも立たない知識ですが、ちょっと知って欲しいことでしたw
No.1117