運動をするときは音楽を聴く人って多いですよね。
もちろん運動の内容や環境によりますが、走りながらとか筋トレしながらって音楽を聴く人が多いし、フィットネスクラブのスタジオで運動する場合はほとんどのケースで音楽がかかりますよね。
聴く曲は自分の好みで決めればいいと思うんですが、その中でも特に効果的に運動ができるものがあればそっちを使いたいですよね。
もしかしたら曲のテンポの速さが運動効果に関係しているかもしれません。
【曲の速さはBPMという単位で表す】
曲の速さはBPMで表すのが一般的ですが、BPMってあまり聞いたことがない方もいるんじゃないかと思います。(僕はダンスをやるまで知らなかったです)
歌を歌う時とかにカウントってありますよね。
あれが1分間に何回あるかで数えます。
1分間に100カウントの曲はBPM100
1分間に150カウントの曲はBPM150
数字が大きいほどカウントが多いので速い曲です。
【BPMが速い曲は動作が速くなりがち】
この前たまたま見た論文に、ちょっと面白い実験が書かれていました。
①スーパーのBGMを速くしたり遅くしたりして、買い物客の行動を観察
→BPM72以下の遅い曲は、BPM94以上の速い曲に比べて、歩行速度が17%減少
②レストランで音楽の速さを操作して、1分間に口に食べ物を運ぶ回数を観察
→遅い曲では1分間に3.8回、速い曲で4.4回だった
変な実験しますよね〜w
この結果から、曲が速いと行動が速くなるのかもってことが考えられます。
【速い曲に合わせたら速い行動が心地よいのかも】
これは実験で分かったことではありませんが、勝手に早足になるとか、早食いになるってことは、自然にそれが心地いいと感じているのかもしれませんよね。
トレーニング内容にもよりますが、激しい有酸素運動とか、ハードな筋トレは曲が速い方が向いてるかもしれません。
もちろん好きな曲とか、テンションが上がる曲っていうのはすごく大事だと思いますが、それプラス速い曲を使うっていうのもアリですね。
【どのくらいの速さがいいのか】
実験を参考にするなら94以上のBPMってことになりますが、これは結構遅めの曲なんですよね。
ちなみにエアロビクスとかで使われるのが130〜145くらいで、格闘技エクササイズは150くらいの場合が多い気がします。
そして人は自分の心拍数と同じか、1.5倍か2倍の速さが心地いいと感じる傾向にあるので、自分の心拍数と比べてみてもいいですね。
60の人なら120だったり。
【BPM測るなら】
アプリでBPMを測るやつがあるので、それを使うといいかな。
僕が使ってるのは曲を聴きながらテンポに合わせてタップするやつです。
https://apps.apple.com/jp/app/bpm/id296956954?mt=8
No.1115