今日はまたケンハラクマさんの本を読んでいて、面白い部分があったのでそのお話を。
ケン先生はヨガをやったことがない人から「ヨガってストレッチなんですよね?」と聞かれた時には、「そうです、ストレッチです」と答えるそうです。
ヨガを長くやってる人は、ヨガのポーズ以外にも、呼吸法や瞑想法、生きるための考え方など、色んな側面がヨガにはあると知っているかもしれません。
もちろんケン先生はヨガの色んな部分を深く知ってると思いますが、それを押し付けたりはしないということですよね。
今は僕もそういう風に対応することが多いですが、ヨガについて学び始めた頃は違った気がします。
「ヨガってストレッチだよね?」って聞かれたら、「いや、ストレッチの要素もありますが、幸せに生きるための考え方とか体を整える方法という感じで、ストレッチはその一部です」とか答えたかも。
そうやって説明するのも良いけど、ケン先生の話では、ストレッチだと見なしている人にはストレッチだと答え、その人がヨガにもっと興味を持ち始めた時、「ヨガってストレッチだけじゃないですよね?」と聞いてきたら「そうです、ストレッチだけじゃないんです」と言って説明するそうです。
伝えるのに適切なタイミングがあるって感じでしょうかね。
考えてみれば何かを説明するとき、最初は正確ではなくてもイメージしやすい伝え方を選ぶ時ってあります。
そしてだんだん理解してきたら、正しい説明をする。
最初から全てをわかってもらおうとするのは多少無理があるので、その時の相手に合った答え方をしてるわけですかね。
人に伝えるときも焦らないって大事かな。
No.1109