【ヨガ】ヨガのポーズは昔座るだけだったらしいって話

ケンハラクマさんの本を読んでいたら、「ヨガのポーズは元々座るだけだった」という話がありました。

ヨガの資格を取るときも習ったんですが、ヨガのポーズのことをサンスクリット語という言語で「アーサナ」と呼びます。

その意味は日本語で「坐法」と訳されますので、座り方みたいな感じかな。

 

今となっては全然座ってないでしょっていうポーズもたくさんあるんですけど、ヨガが生まれたころ、一番最初はあぐらをかいて座っているだけだったルーツがあって、その後色んな形が出てきてもアーサナ(坐法)って呼ばれているわけですね。

 

【2000年前に本当に座るだけで始まった】

ケン先生の本を読む限り、2000年以上前に書かれたヨガの教科書のようなものには、アーサナについて「静かに座れ」という風に書いてあってその後1000年以上は変わらなかったようです。

師匠から習って、弟子がまた師匠になって、という繰り返しが1000年間もあった中、ずっと変わらない事だったわけですね。

 

【数百年前にイノベーションがあったらしい】

そしてずいぶん時間が経ってから、「ただ座っているだけでは前に進めない」と考え始める人が出てきたみたいです。

ずーっと座ってると体が痛くなって、結果的に精神が安定しない。

瞑想や悟りという目的達成に対して非効率だったんですね。

そこで自然界にある、木とか動物の形を真似したポーズが作られたようです。

 

その瞬間が見てみたいよね。

みんなが座って瞑想に励んでいる中、一人のヨギー(ヨガをする人)が、

「ねぇ、みんな見て、ウサギさんのポーズ!」

とか言って変な格好をし始めるんですよね。

「アホなことやってないでちゃんと練習しろや」って言われそうw

 

でも結果的にはそのハタヨガという動きを伴うヨガが世界中に広まっています。

1000年以上積み重ねられた業界の常識を覆したのはすごいですよね。

 

ヨガって、歴史が長い分、しっかり体系化されたものな気もしますが、変化もしていってるんですよね。

今は特に色んなヨガが出て来ていますが、「いや、これは変でしょ」っていうようなものも、いつの間にか常識になってる日が来るかもしれません。

それはヨガに限らずだけど、一見変に見えることも自分で試してみるって大事だな〜って思いました。

 

No.1100

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