今日はヨガでの体の使い方に関してです。
快適でキレイなポーズをとるのには役立つかも。
と言っても非常にシンプルで、「手や足を遠くに伸ばし続ける」というだけです。
【日常生活では近くしか使わない】
今の時代、日頃の生活ではあまり遠くに手を伸ばすということが少ないんじゃないかと思います。
機械はどんどん便利になって、その分自分が動かなくても生活できるようになりましたからね。
でも便利な反面、体は衰えていきやすいとも言えます。
【近くのものは手だけで届く】
例えばデスクワークであれば、基本的に全てがその場で手を使えば届く範囲にあると思いますので、肩より先の関節しか使っていない状況かもしれません。
この時って体幹や下半身はほぼ固定されたままですよね。
【遠いと体幹が、もっと遠いと下半身も動く】
でもすごく遠いところにあるものを取るときはどうでしょうか。
肩や腕だけで届かなければ体幹部分も動きますし、下半身にも力が入ってきますよね。
近くのものを取るにも、遠くのものを取るにも、最終的には手が働くんですが、目標が遠いほど、多くの部位が手伝ってくれます。
【ヨガをするなら遠くへ伸ばす】
日常生活でもそういう機会が多い方が健康的だとは思いますが、せっかく便利な世の中ですので、文明の発達には甘えながら、ヨガやスポーツの時にはしっかりと体を使いたいものです。
手を伸ばす、脚を伸ばすというポーズはたくさんありますが、自分が簡単に届くところではなく、もっともっと遠くに体を伸ばしていきましょう。
そうすれば同じ動きでも全身を支えてスッキリするかと思います。
【マットの外でも】
そしてこの感覚って、体の動かし方以外にも当てはまったりしますよね。
自分にとって簡単なことをするときは、一人の力でできるので、自分自身しか使わない。
でも自分には困難なことをするときには、助けを求めたり、助けてくれたりします。
それが困難であるほど多くの協力が必要ですよね。
そういう面ではよく似ていることかもしれない。
【オンザマット、オフザマット】
僕のヨガの先生は「マットの上でヨガをしている時間で学んだことを、マットの外の日常で使うのも含めてヨガだよ」ってよく言っていました。
On the Mat とOff the Mat せっかくならどちらも使いたいですよね。
今回の話もそういう感じかも。
No.1093