【呼吸】息止めで一酸化窒素を生成

前回、鼻呼吸をして一酸化窒素を取り入れることで、「血管拡張作用」「殺菌作用」が得られるので、病気の予防ができるかもっていう話をしました。

 

一酸化窒素は通常、いつも鼻から出ていて、鼻呼吸で吸い込んだら体内に入るという形です。

だからなるべく口ではなく鼻から吸うように心がけたいところですね。

 

そして今日紹介するのは、一酸化窒素を通常時よりも多く生成する方法です。

それがタイトルにもある「息止め」なんですよね。

 

【ヨガではクンバカ】

ヨガでは色んな呼吸方法がありますが、途中で息を止めるパターンの呼吸法もいくつかあって、その息止めのことをクンバカと言います。

クンバカに関して僕が昔聞いたのは、「呼吸は体を巡るエネルギーで、それを途中で止めるとホースの水のように圧力がかかる、一度止めた息をまた解放することで勢いよく流れ出す」という話。

要するに息止めをしてから呼吸すると元気になるってことですね。

 

これは気とかオーラの話になってくるので、ちょっと受け入れ難い人もいるかもしれませんが、一酸化窒素が絡んでると考えればちょっと納得感があるかも。

 

【息止め→一酸化窒素増加→血流促進】

呼吸の途中で息止めを行うことで、鼻の中の一酸化窒素が増加します。

その後吸った時には多くの一酸化窒素が体内に入るので、血管拡張作用が大きく働きます。(一酸化窒素の量が多いほど作用は大きいそうです)

血管が拡張したら血流が促進されるので、体も脳も新鮮な血液が入ってきてスッキリするわけですね。

まさに血管に乗せてエネルギーが巡るということが起きるから、さっきのエネルギーが巡るっていうのは正しい理論かもw

 

【二酸化炭素濃度も高まる】

一酸化窒素とはまた違いますが、息止めをしていると体内の二酸化炭素濃度が高まります。

そして体内の二酸化炭素濃度が高いと、酸素が筋肉や内臓に届きやすくなります。(詳しい説明は省くので、気になったら「ボーア効果」とか調べてみるといいかも)

すると血管拡張で血液もよく流れるし、血液から届けられる酸素もたくさん届きやすくなる。

ダブル効果でスッキリします。

 

【息を止めるなら吐いてから】

しかし一酸化窒素の話は、息止めのタイミングで効果が変わります。

もしたくさん吸ってから息止めをした場合、せっかく一酸化窒素がたくさん増えても、次は吐き出すわけだから外に出てしまいます。

だから「吐く→止める→吸う」の順番が大事なわけですね。

まぁ、「吸う→息どめ→口から吐く→鼻から吸う」でもいいのかもしれないけどw

 

と言うことで、今日は息止めもいいかもねって言うお話でした。

血流促進も酸素の供給促進も、病気の予防だけでなく疲れをとる場合とかにも効果が期待できるので、1日に何度か意識して取り組んでみたらいいかも。

 

No.1086

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