この前ヨガ雑誌を読んでたら、ヨガのポーズ(アーサナ)を取るときは、100%の力で頑張るのではなく、7割くらいの力でポーズを取って、少し余裕を残しておく方がエネルギーが巡っていいと書かれていました。
その方が長くバランスを取ることもできるし、呼吸も自然に入ってくるので、ヨガには適していますよね。
個人的には7割というよりも3割くらいの力でポーズが取れると、安定感が長続きするように感じています。
また、僕はブレイクダンスをやっているんですが、ブレイクダンスの中でもポーズがあります。
ダンスの中の区切りとして、体をカチッと固めるポーズなんですが、それをフリーズと呼びます。
同じポーズでも、ブレイクダンスではフリーズ(凍る)、ヨガではアーサナ(座る)なんですよね。
言葉の印象からも違いを受けるかもしれませんが、同じ形であったとしてもやり方が変わります。
アーサナは3割の力でふわっと止まる感じでしたが、フリーズの場合は100%の力で完全に止まるイメージですね。
一瞬、長くても数秒止まれればOKなので、呼吸を止めてもいいです。
こんな風に力加減は違いが大きいんですが、力の方向、ベクトルはよく似ています。
例えば足を開いて逆立ちをする動きはヨガにもダンスにもあるんですが、
・両手で床を押し続ける
・両足を開き続ける
・両足を体に引きつけ続ける
こんな方向に力が働きます。
床を押して体を伸ばそうとする力と、両足をからに引きつける力が均等だと、動作は止まります。
開脚は最大までいくと靭帯や筋肉の硬さで止まります。
すると力を加え続けてるけど、ピタッと止まったように見えるわけですね。
その力の方向は一緒だけど、ダンスでは全てを一瞬で100%にする。
ヨガでは緩やかに30%の力で拮抗させる。
力の方向と強さを体で感じられるようになったらどちらもやりやすいし、新たな動きをするときにもイメージがつきやすいですね。
ヨガはゆっくり行えますので、力のベクトル、意識してみるといいかもしれません。
No.1078