病は気からの話

今日は「病は気からを科学する」という本を読んでました。

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主にプラセボ効果について書かれた本で、分厚いけど結構面白かったです。

プラセボというのは、「薬だよ」って言って偽物の薬を飲ませても、本物の薬と同じような効果が出るような現象を指しますが、そういった心の持ち様で体にも変化が起こるってことが多々あるみたいですね。

 

僕も昔は「風邪は気合で治すもの」って思ってましたが、本当に信じてれば治せるかもしれませんねw

 

僕は仕事柄、痛みに関することや、精神的な疾患に関して勉強することがよくあるんですが、そういう分野はこのプラセボ効果がかなり出てきます。

今までプラセボ効果のような謎の現象は、具体的に何が起きているのか全然よく知らなかったんですが、この本を読んで少し納得しました。

 

薬を飲めば、薬の成分が体に作用します。

手術をすれば物理的に影響が出ます。

でも偽の薬や、手術したふりの場合は化学的にも物理的にも影響はあまりないはずですよね。

外からの影響は無いということになります。

 

しかし「治療をした」という認識があることで、脳内には変化が出るみたいです。

「これで治るかも〜」という期待感とかありますもんね。

 

プラセボ効果が起こるとき、脳内ではエンドルフィンという物質が出てくるようで、このエンドルフィンはモルヒネの数倍の鎮痛効果があり、幸福感が増したりもするんだとか。

 

漫画の「バキ」を読んだことある人にはお馴染みのエンドルフィンですねw

 

他にも色々な要素が絡んでいるとは思いますが、とりあえずこのエンドルフィンが分泌されることで痛みの緩和や気分の高揚が現れる。

というメカニズムがあるわけですね。

ずっと謎だった事が一つ解決しましたw

 

そしてこのメカニズムな訳だから、効果があるのは「痛み」や「うつ症状」など、エンドルフィンが影響できる効果に限定されるようです。

例えば指が取れてしまった時に、「手術したよ」って言って嘘をついても、プラセボで指がくっつくことはないですよね。

もしついたら大発見だけどw

 

ただ生理機能に関する症状には効果が現れることが色々あるので、「痛み」と「うつ症状」だけに効くわけではないですね。

消化機能に変化が出たり、免疫機能に変化が出たり、一見関係ないようなことにも効果が出たりします。

 

詳しくはまた書きますが、とりあえず、「脳内のエンドルフィンが出るから思い込みって本当に効果的」ということが言えますね。

何事も、「これはきっと効果がある」って思ってやった方が得かなw

 

No.1066

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