靭帯の回復

腰痛や肩こりに関して記事を書くのはもう何回目かわからないくらいになってきましたが、今日も書きます。

今日は「筋肉も回復させた方がいいけど、靭帯も回復させたい」というお話です。

 

同じ姿勢が長時間続くなどで、腰、肩、首の血行が悪くなると、肩こりや腰痛の症状が出てきますよね。

だから結構促進のために温泉、マッサージ、運動などが使われるわけで、血行促進が大事というのは有名だと思います。

 

ただ、血行促進に効果があるのは筋肉の話で、靭帯は血管がないので少し変わります。

 

筋肉の場合、毛細血管がたくさんあって、筋肉が縮む時に古い血液が押し出されます。

そして緩んだ時に新しい血液が入ってくるので、酸素とエネルギーを補給できます。

 

黙ってても血液の交換は行われますが、筋肉がポンプのように働くことで、より促進される仕組みですね。

 

では靭帯はどうかというと、血液とは別の体液で酸素や栄養の補給が行われます。

性質が少し違うんですよね。

 

靭帯も縮んだり伸びて硬くなった時に、今ある体液が外に出されますので、そこは筋肉と同じです。

そして緩んだ時に新しい液がくるのも一緒。

違いは入ってくる時のスピードです。

 

筋肉に血液が供給される時はすぐに入っていくんですが、靭帯に体液が補給される時は「じわ〜」っという感じでゆっくり入るみたいなんですよね。

 

だから、筋肉の回復を考え場合、ストレッチや運動で、筋肉の伸び縮みをたくさんしてあげるといいですが、靭帯の回復を考えた場合は、「縮めて緩めて少し待つ」というのが効果的です。

 

そういえばヨガとかでいくつかポーズをとった後に少し休憩のポーズを入れる事がありますが、あれは靭帯の回復にいい可能性があありますね。

 

日常生活でも、しばらく同じ体勢が続いた場合はそこに古い体液が溜まっているので、

・縮めたり伸ばしたりして古い体液を出す

・力を抜いて新しい体液を入れる

・10秒くらいリラックス状態を続けて体液の補充を待つ

というのを何度か繰り返せると回復にいいですね。

 

 

No1060

 

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