相反抑制って大事

相反抑制ってストレッチには大事だなって、最近改めて思ってます。

 

「相反抑制」は専門的な言葉なので聞きなれない方も多いかもしれませんが、筋肉に関する言葉です。

筋肉は表側と裏側についている事が多く、(腹筋と背筋みたいに)片側が力を発揮するときは逆側が緩みます。

名前の通り、相反する側が抑制されるという事ですね。

 

つまりストレッチする時は「反対側の筋肉を頑張らせた方が伸びる」という仕組みです。

例えば前屈をするときに、脱力して倒れるよりも、腹筋や腿前の筋肉を使って能動的に前屈した方がよく伸びます。

筋肉を使う分疲れますが、伸びる側が緩むので痛みは少なくなるかも。

「ストレッチが痛い」という方にはいいかも。

 

ヨガをしていても大いに使えますね。

というか本当はヨガのポーズってしっかりやれば力を使うものがほとんどなので、相反抑制が自然に使えるんですけど、ぱっと見の形を真似するだけだと上手くいかなかったりします。

前屈なら、自分から折り畳むように力を入れる。

後屈なら、自分から反るように力を入れる。

開脚なら、自分から脚を開く力を入れる。

というように、体全体を使って力強くポーズを取るといいですね。

 

ただ、これは筋肉を効果的に伸ばす方法として便利ではありますが、リラックスして伸ばしたいならそんなに頑張らなくていいと思います。

脱力して受動的に伸ばされるのも、1日の終わりとかにはいいかもしれませんね。

 

No.1059

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