呼吸が自律神経に深く関わっていて、自律神経が体のパフォーマンスややる気に大きく影響していることは、最近では結構知られていますよね。
ヨガでは特に呼吸を使った自律神経のコントロールをするので、個人的にはよく話題に上がるテーマです。
【3種類の呼吸法】
このブログにも何度も呼吸について書いてきましたが、大きく分けて三種類の呼吸法を使う事があります。
・リラックスモードにする
・活動モードにする
・中間的に整える
リラックスモードにする呼吸法では、吸う時間に対し「て吐く時間を長く」呼吸します。
4秒で吸って8秒で吐くとか。
活動モードにする呼吸法では、短く、強く何度も吐きます。
フッ、フッ、っと強く吐くことで腹筋も使われて体温も上がる感じがあるかと思います。
中間的に整える呼吸法は、4秒吸って、4秒止めて、4秒吐いて、4秒止める、という風に吸うと吐くを均等にしつつ、息を止める時間も作ったりします。
何かに集中するときとかにいいかもしれませんね。
【スキルレベルの向上】
で、これらの呼吸法は理論上効果があるわけですが、心の状態や体の状態、外部の環境によっては効果があまり感じられない事もあると思います。
本当に緊張しきっている状況でリラックス呼吸をしても、もしかしたら効果が出ないかも。(やらないよりいいと思うけどね)
そこで、呼吸法というスキルのレベルを普段から上げておくのがいいかもしれません。
スキルは使うほどレベルアップしますし、成功するほど強化されます。
【レベルアップの手法】
具体的にどうするかというと、「それぞれの呼吸法が必要ないときに使っておく」ですね。
例えばリラックス呼吸はリラックスしてるときには必要ないですよね。
でもすでにリラックスできている状況、環境でリラックス呼吸を使うことで、「この呼吸法はリラックスしているときの呼吸だ」と体が認識します。
それが続くと、リラックス呼吸をした時に、いつものリラックスタイムの状況が思い出されて体がスムーズにリラックスモードに入ります。
もし1日の中で「家に帰って湯船に浸かっている時がリラックスする」というのであれば、この時にリラックス呼吸をしましょう。
しっかり結びついた頃には、大勢の前で話さなければいけない等の緊張状態でも、リラックス呼吸で緊張が解けると思います。
他にも、普段から集中できるタイミングで集中呼吸をしておく。
やる気が出ている時に活動モード呼吸をしておく。
という風に普段からスキルレベルを上げておくことで、いざといいう時に使えます。
それに普段のリラックスをより深めたり、集中を高めたり、やる気をブーストさせることもできるので、無駄にはならないかな。
No.1054