顎を引いて胸を反らせる

僕は毎日ヨガをするんですが、やっぱり、やりやすいポーズとやりにくいポーズがあります。

だんだん慣れてはきたけれど、昔からずっと苦手なのが「後屈」ですね。

多分ブレイクダンスの動きで、背中を丸める方向に力が働くことが多いのも、後ろに反りにくい原因かな。

 

まぁそんな苦手なポーズに関してなので、あまり自信を持って伝えられないところもありますが、後屈の時に重要な点を書いておこうかと思います。

(最近意識して頑張ってますw)

 

結論はタイトルにもある通り、「顎を引いて胸を反らせる」なんですが、体を反らせようと思ったら自然に首や腰を反らせるんじゃないかと思います。

実際、関節別の可動域を見ても、首や腰は大きく反らせることができる部位なので、一見理にかなっています。

ただ、首の骨は7個、腰の骨は5個で、胸の骨は12個です。

ちょっと構造的には反らせにくい胸でも、上手く使えば12個分の動きをしてくれるので、非常に効果的ですよね。

 

これを聞くと、「まぁ、胸を使ったほうがいいのはわかったけど、じゃあ首も腰も胸も使えばいいことじゃん」ってなるかもしれません。

まぁそうなんだけど、人の体は各部位ごとにバランスを取り合っているので、ちょっとコツがいるんですよね。

 

例えば座った状態で、まず首を反らせます。

すると、胸の部分は丸まった状態の方がバランスが取れるので、反らせにくい体勢になります。

猫背で顎が上がったような体勢って、楽だからやってる人もよく見かけますね。

 

逆に、座った状態から顎を引いていくと、胸を張るのがスムーズになります。

首と胸でそれぞれバランスを取り合ってるわけですね。

 

だから基本的には「顎を引いて胸を張る」というのが後屈のポイントになります。

 

ただ、首を上に向けた後屈のポーズもあります。

その場合はもちろん首も胸も反らせるわけですが、この場合は胸を先に反らせた方がスムーズにいきます。

顎を引いて胸を張り、胸の部分が大きく反らされてから首を反らせる。

こうすることで広範囲に無理なく後屈できます。

苦手な動きほど、雑にやっていてはできないので、体への意識が洗練されていいですよね。

是非やりにくいポーズがあったら、体全身に意識を向けて試行錯誤してみてください。

 

No.1040

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