バンダって聞いたことありますかね。
ヨガでは全身をエネルギーが巡っていると言われていて、体が緩んでいるとエネルギーが外に漏れてしまうと言います。
そこで体の何箇所かを引き締めることでエネルギーを外に逃さないのがバンダですね。
元々僕が資格を取ったときにヨガの授業で習ったのは「喉・腹・骨盤底」の三つだったんですが、手や足にもあるというのを最近知りました。
それぞれのバンダはヨガのポーズを取るときに限らず、日常的にも使えるといいものなので、改めて勉強になりましたね。
【バンダは5つ(もっとあるかもしれんけど)】
・顎を引いて喉を締めるのが、「ジャーランダラバンダ」
座って呼吸をする時に使われたりもしますが、顎を引くことで胸も張りやすくなるので、反るポーズの時にも使えるかもしれませんね。
・横隔膜を引き上げるようにお腹を安定させるのが「ウディヤナバンダ」
これは内臓の位置を整えてくれたり、腰を守ってくれたりと、日常生活やスポーツでも重要なものですね。
・肛門や会陰部を引き上げるようにする「ムーラバンダ」
座ったポーズでよく意識されますが、ポーズでなくても座っている時間が長い人は多いと思うので、腰痛対策にもいいと思います。
・足のアーチを高める「パータバンダ」
足裏のアーチって歩く時にすごく重要なシステムですが、何も考えずに立っていると潰れてしまっていることもあります。
立った状態で足の指を上げると、足の裏のアーチが高くなるので、それをキープしたまま指を下ろせば、アーチを使って立てると思います。
全身を支える部位なので、土台が大事ですよね。
・手のアーチを高める「ハスタバンダ」
ヨガでは手を床につくポーズが多いので、手のアーチも重要になります。
感覚的には足と同じように指を上げて高くなったアーチをキープするようにしたら使えます。
ということで、バンダって言えばヨガで使われる不思議な技術って感じのイメージもあるかもしれませんが、日常的な体の使い方として重要なものですね。
ヨガのポーズを取るときはゆっくり体を意識することが多いので、バンダにも意識を向けて使ってみて、日常では無意識に使えている状態を目指したいものですね。
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