どっちにしろ助けるのが合理的

この前BTSのButterを静岡の友達と撮影したんですが、(別々に撮ってつなぎ合わせた動画ですが)今回はPermission to Danceを踊りました。

もう外で踊るのは寒い時期ですね〜

https://youtu.be/uUo3M-E1-bI

 

 

 

さて、今日も行動経済学関連のお話です。

行動経済学は、冷静かつ合理的に考えれば決して選ばないような選択でも、感情や本能によって人は選んでしまう。

そんな事を研究した分野ですね。

 

なんでもかんでも合理的に動くのも機械的で、人間的ではないと思うけど、本能のままに行動するというのも野生的で、人間的ではないですよね。

どっちもどっちw

 

場面によって使い分けはあった方がいいのかな〜って思いますが、ヨガの修行では「本能に流されないように生きる」という方を重視しているような気もしますね。

「目の前の快楽に溺れずに徳を積む」みたいな。

 

 

前も書きましたが、人間の機能としては基本的に「目先の利益を優先する」ようなシステムが組み込まれています。(システム1と言われているらしい)

脳の中でも扁桃体とか、原始的な部分が活動しているシステムですね。

[明日チョコを2つ貰うよりも、今すぐチョコを1つ貰いたい]です。

 

そして余裕がある時であれば未来の利益を考えて我慢したり、人を助けたりするシステムもあります。(システム2と言われているらしい)

前頭前野とか、後半に進化したと言われている部分が活動するシステムです。

[今すぐチョコを1つ貰うよりも、明日まで待って2つ貰いたい]です。

 

例えば道端にリンゴが落ちてたら、すぐ食べてしまうのがシステム1で、落として困っている人を探すのがシステム2、みたいな。

いや、落ちてるリンゴを食べてもヤバイ人だし、「リンゴ落としましたか〜?」って探すのもちょっとヤバイか。

現代だとお金とかの方がいいかもですね。

 

システム1が常に活動していれば、目の前の食べ物やお金を得るチャンスは逃さないのでメリットがあると言えます。

明日まで生きられる確率が結構低い野生環境などであれば特に。

 

でもシステム2で活動していれば、助けた人が自分に恩返しをしてくれたり、助けたことを見ていた人が何か手助けをしてくれたり、助けた人が周りにいい評判を広めてくれたり、助けた人がまた別の人を助けることで幸せな人が増えたりします。

もし明日死んでしまうのであれば自分に直接的なメリットが訪れる事はないかもしれませんが、その先何十年も生きるのであれば色々変わってきますよね。

常にシステム1の人と比べれば常にシステム2の人はメリットを受けるチャンスが大幅に溜まっていると言えます。

 

「人を助ける」という事に対して自分のメリットを考えるってなんか嫌ですが、「もしメリットだけを考えても人は助けるべき」と言えるんじゃないかな。

だから人はついついシステム1で行動しがちなんですけど、それは野生生活の時に体に備わった機能であって、今の世界でそればっかりを使うのは合理的ではないかもしれない。

 

誰かが困ってるときに「人を優先するか自分を優先するか」という時ってありますが、

「どっちにしても助けたらいい」という答えもアリかもw

「その人のためを思って助けるか、自分の利益のために助けるか」の2択。

 

なんかアニメとかで、素直じゃない味方キャラが助けてくれた時に「お前の為ではない、俺の目的の為だ」的なセリフを聞くことがありますが、あれは真理だったのかなw

 

No.1033

 

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