ネガティブも受け入れる

前回、感情には12種類あるっていう考え方というか、分類を紹介しました。

まぁ、別に12種類の分類方法を使わなくてもいいんだけど、自分がどういう時にどういう感情なのかを明確にできると、ちょっといいことがあるようです。

 

ネガティブな感情を感じたときに、そのままにしておけば体の中ではネガティブ感情に対応した反応が起きます。

「怒り」や「悲しみ」などは交感神経が優位になって戦闘モードになりますし、「安らぎ」なんかは副交感神経が優位になってリラックスモードになりますよね。

 

そういう反応自体は必要性もあるし、止められる訳では無いんですが、ネガティブ感情に対する反応は体に負担をかけるのであまり多過ぎない方がいいとされています。

 

で、今回の話ですが、自分の感情を明確にするという作業を行うことで、感じたネガティブ感情に対して、体の反応を小さくすることができるようです。

 

例えば、人とぶつかってイライラしてしまった場合、それを無かったことにしようとするよりも、「イライラしている」としっかり認識した方がいいかもしれません。

ネガティブな感情が出た時には「扁桃体」という割と野生的な脳の部分が活性化するみたいですが、自分の感情をちゃんと認識することで「前頭前野」という理性的な脳の部分が活動を強めるそうです。

だから怒りなどの感情が大きくなりすぎず、冷静に考えるように脳が活動するんですね。

 

自分にとって好ましくない感情であっても、抑え込むのではなく受け入れて、それから手放すのがいいのかもしれませんね。

ヨガで瞑想をするときも、頭にいろんな感情や考えが出てきますが、よくないことが出てきても蓋をせず、一度受け入れるのが重要だといいます。

 

「あ、イライラしてるな〜」とか、「悲しいな」とか、ネガティブなことを感じたときは素直に受け入れてみるのがいいのかも。

 

No.1030

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