この前何気ない会話の中に「ありがとう」と「どういたしまして」が出てきました。
まぁ日常的に出てくる言葉なので特に不思議はないですよね。
小さい頃から何かしてもらったら「ありがとう」と言い、ありがとうを言われたら「どういたしまして」で返す。
という風にパターン化されていた気がします。
でも「ありがとう」って「有難い」という言葉が元で、「有るのが難しい」という意味。
何か親切にしてくれた事に対して、「なかなかそんなことしてくれない、珍しいことです」的な言葉ですよね。
これも最初に意味を知ったときは面白かったし、「ありがとう」という言葉に対して少し重みも出た気がします。
「いつもありがとう」とかなんて、「いつも珍しい」という風に意味的には矛盾が発生してますが、「毎日が当たり前でない」という意味があっていいですよね。
そんな「ありがとう」に対して「どういたしまして」はあまり意味を気にしたことがありませんでした。
ずっとなんとなく使ってたけど、急に気になって調べましたよねw
この言葉は、
「どう・いたし・まし・て」という4つのブロックに分けられるようで、
どう→何を、どのように
いたし→する
まし→丁寧語
て→打ち消し
となります。
つまり、「何をしたわけでもありません」という意味です。
「大したことしてないから気にしないでね」的な使い方です。
「ありがとう」で、「滅多に無いことだ」と言っているのに対して、「どういたしまして」で「当たり前のことだ」って返してるんですね。
いや〜この意味はよくわかってなかったですw
やってくれることに対して、有難い。
自分がしたことに対して、当たり前。
意味を知ると使うのが楽しくなりますね。
という言葉の意味ってあんまりわかってないな〜と思った話でした。
No.1023