本心から思い込めるか

今日は元陸上選手の為末大さんが書いた本「限界の正体」を読んでました。

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この前読んだ「没頭力」に影響されて、自分に4%のハードルを与え続けてみようと思っているわけですが、成長の限界ってどこにあるのかな〜って思って、「限界の正体」を手に取ってみました。

ちょうどいいタイミングw

 

 

為末さんといえば、400mハードルで銅メダルを取った日本人として、多分かなり有名な人ですよね。

でも元々は100mをやっていたそうです。

 

どうやっても世界一にはなれないと「限界」を感じてハードルに移り、その後400ハードルで活躍したわけですね。

為末さんは当時の100m世界記録保持者であるカールルイスさんに憧れていたけど、全く自分が並ぶイメージができなかったと言います。

確かに100m走って一番生まれ持った才能が大きく反映するものの一つで、世界一になるのは本当に不可能だったかも知れないですが、多くの場合で限界は自分で決めてしまうものだと言います。

 

日本人に100m走は向いてないってよく聞きますが、最近は9秒台も出てきて、最初の一人ができるとどんどん後を追って来ますよね。

きっと「日本人には10秒を切れない」とか、「世界じゃ戦えない」とかそういう思い込みが足枷になっていると、なかなかその壁を越えることができないですが、誰かが偶然成功したり、思い込みを外して乗り越えた人が一人でもいると、「自分にもできる」と思う人が増えます。

 

その結果、「不可能かも知れないけど挑戦」だったものが「達成できる目標」として捉えられます。

更にもっと時代が進んでいって、日本の大会でも10秒切らないと予選すら上がれないような世の中になったら、

「達成できる目標」というよりは「通るべき通過点」くらいになりますよね。

9秒台を通過点と考えている人ばかりであれば、きっと記録は伸びていくんでしょう。

 

もちろん口で「10秒切るなんて通過点だから」と言って練習しても、今の時代では本当にそう信じ込むのが難しいと思います。

本当に自分の中で納得できることが必要でしょうね。

 

・ああなりたい

ではなく、

 

・ああなれる

でもなく、

 

・あのくらいは当然

という思い。

 

それが心の底から信じられるなら、限界はその先になります。

だからどうしたらいいのかって難しいんですけど、なんとなくイメージはできるかな〜って感じしましたw

 

 

No.1005

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