今日は「没頭力」から、没頭する方法について書いてみます。
この本の中で言う没頭は、スポーツで言えばゾーンとか言われたりしますが、「夢中になっていつも以上の能力が発揮される」的な感じです。
いつも以上の能力を出せれば、大きな成果を出せることはもちろん、没頭自体が楽しい物なので、「楽しんで成果も出せる」という状況になります。
仕事でもスポーツでもその他何でも、せっかくなら楽しんで成果を出したいですよね。
と言う事でまずは「没頭するための条件」ですが、
結論から言えば、
「ルール」と「緊張感」がカギだと思います。
ルールと緊張感がある時に没頭が起きやすい。
まず「ルール」ですが、
例えばサッカーをしていたとして、「手を使っちゃいけない」とか、「相手を殴って倒してはいけない」とか、色んなルールがありますよね。
そういう決まりを守った上で何かをしないと、なかなか没頭ってできないようです。
ルールが厳しいほどにやることはシンプルになっていって、没頭しやすいのかな。
でもルールが明確じゃない場合もありますよね。
ダンスとかは結構何してもよかったりしますので、やることが不明確っちゃ不明確です。
そんな時は自分でルールを作るのも良いようで、
ダンスなら「この技を音楽に合わせて成功させる」と言うような決め事を作ったら没頭しやすいかもしれません。
何か単純作業をしてる時とかもそうで、制限時間を設けるとか、利き手は使わないとか、何か縛りがあると没頭しやすいかも。
そして「緊張感」ですが、これは自分にとって少し難しいことをやることで得られます。
全くストレスがないような事って没頭には難しくて、少し手応えが欲しいんですよね。
ゲームでも勉強でも、自分の成長に合わせてレベルを上げていった方が楽しめますよね。
いつまでも小一の足し算のドリルでは没頭は難しいし、ゲームも最初のステージをずっとやってたら飽きます。(さっき言ったように縛りを作れば楽しめるかもですが)
と言うことで、「少し難しいこと」をやる必要があると。
でも、「少しってどんくらい?」とも思いますよね。
ちゃんとそこも書いてありましたw
目安は「自分の能力より4%上のハードル」です。
ちょっと、イメージしにくいかもしれないけどw
だからさっきのと合わせれば、ルールを作った上で、自分の限界より4%上を目指すことで没頭しやすいわけですね。
例えば1分間で終わらせられる作業を57秒でできるように頑張るとか。
定量が難しいものも多いですが、これを毎日やってたら楽しいし、能力磨かれそう。
以上の二つの条件が重要なんですが、さらに効果的にする方法もあります。
それは失敗のリスクを上げること。
あらゆるスポーツの中でも特に没頭状態に入りやすいと言われているのが「エクストリームスポーツ」と言うジャンルです。
ボートで滝を下ったり、急斜面をスキーで滑ったり、要は危ないやつw
こう言う人たちって、「失敗=死」みたいな世界なので、超集中している没頭状態が必須です。
その分高確率で没頭できるんですね。
失敗したら死ぬって言うのはちょっと避けたいですが、人前で何かをするとか、何かしらの方法で「失敗したくない状況」を作るのはアリなのかもしれません。
とりあえず、ルールを明確にして、目指せ4%向上。
No.1002