全てが競合

今日は昔読んだ本を久しぶりに読んでました。

https://www.amazon.co.jp/ディズニー7つの法則-新装版-トム・コネラン/dp/4822250156

トム・コネランさんの「ディズニー7つの法則」

懐かしいな〜

 

これを読んだのはまだ本を読む習慣があまりない時期でしたね。(たぶん大学生の時)

本にお金をかける気もなかったので、ブックオフの100円コーナーで買いましたw(とりあえず何読めばいいか分からないから100円コーナーで買いまくってましたね)

 

難しい本は理解できなかったし、自分に合わない本は面白くなかったんですが、この本は題材がディズニーランドだから抵抗感が少なかったんですよね。

そして学ぶこともたくさんあったように思います。

 

例えば「全ての企業が競合」と言う項目があるんですが、

ディズニーにとっての競合はUSJとか富士急だけではなく、

セブンイレブンも、佐川急便も、ソフトバンクも、関係なさそうなほとんど全ての企業が競合となります。

 

一見謎な話ですよねw

 

考え方としては、「お客さんは他の全てのサービスとディズニーのサービスを比べている」と言うことでした。

 

例えばディズニーに電話で何か問い合わせた時の対応と、別のタイミングでソフトバンクに電話した時。

どのくらい待たされたのか、どんなテンションで対応されたか、問題解決はスムーズだったか。

意識していないとしても、比べてしまうようですね。

 

これは、確かに思うかもw

例えばクレジットカードで買い物をするときに、セブンイレブンだとカードをかざすだけで終わります。

でもお店によっては差し込んで読み取りを待った後に、タブレットでサインを書かなければいけない。

しかも古いタブレットでものすごく書きにくいってこともありますねw

 

これは「パン屋さんA」と「パン屋さんB」で差がなかったとしても、「セブンイレブン」との差は感じる。

だから競合に見えないような相手も競合になり得るんですね。

 

これ、当時は大学生でダンスをしていたので、「他のパフォーマンスと比べて自分のダンスがどうなんだろう?」って思いました。

例えば「側宙」っていうアクロバットを使っていたんですが、これはダンサーの中では「ちょっとすごい技」だったりします。

でもダンスを見る相手であるお客さんは、「体操」とか「フィギュアスケート」とかをテレビでは見たことがあるはずです。

 

2回転捻りとかを軽々ハイクオリティーで連発する器械体操や、横向きに4回転も回るフィギュアスケートを見ている人が、単発の側宙を見て感動するわけがないんですよね。

 

だから他の競技ではないような流れで使って、「そこから側宙に入るのはカッコイイ」ってなるように工夫しました。

 

自分のいる業界では「すごい」とされる事であっても、他の業界では普通のことだったりします。

それでは本来強みにはなり得ないんですよね。

 

改めて再確認できて良かったです。

 

 

 

HIROKI

No.995

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