怒りは期待から、期待は信頼から

怒りについて、この前聞いた話があるんですが、

怒りが発生する時って、「自分の思い通りの結果にならなかったとき」と言います。

 

例えば相手が時間通りに来なかったらイライラするのは、時間通りに来るのが正しいと思っているから。

「集合時間に遅れるなんてよくあること」って思ってれば大丈夫だったりします。

 

人に暴力を振るわれたらイライラするかも知れませんが、それも状況や考え方によるのかも。

ボクシングの練習だったら殴られること自体は問題ないですもんね。

 

相手が「こうしてくれるだろう」とか「これはしないだろう」と思って期待していて、それを裏切られると怒りが発生する。

 

だから期待をしなければ怒りって発生しないんですね。

電車が遅れても「まぁ時間通りに来ると思ってないし」

列に横入りされても「横入りくらい普通だよね」

詐欺にあっても「騙すくらいはしょうがないよね」

とか、期待をしないことで怒りを抑えることはできるかも知れません。

 

確かに関係性が薄い人が相手であればその方がいいことも多いかも。

まだよくわかっていない相手がひどいことをしてきても、まだその人に何も期待していなければダメージは小さい。

一つの防御方法にはなるかな。

 

でも親しい相手に何も期待しないのはまた違うかも知れません。

親しい相手であれば、「自分の思い通りにする」訳ではありませんが、「ここは努力してほしい」と言うことを伝えるのもいいですよね。

 

相手が苦手なことであれば、なかなかうまくいかなくてイライラするかも知れません。

でも怒りが発生するリスクを持ってでも関わりたい相手であれば、期待したっていいですよね。

 

仕事やスポーツ、家庭など、いろんな場面で人と関わりますが、

期待する相手を選び、期待する相手に対しては何に期待するのかを選ぶ。

一緒に頑張りたい相手でも、何もかも期待するのは違いますからね。

 

誰の何にに期待するのかを決め、期待しなくていいことはしないことで怒りを抑えられる。

そんな話でした。

 

No.994

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