最近知ったんですが、「怪我をした時にどう対処したらいいのか」という行動の基準が変わったみたいですね。
元々「RICE」という方法が一般的で、
R→REST(安静)
I→ICING(冷やす)
C→COMPRESSION(圧迫)
E→ELEVATION(心臓より高いところに)置く
というものでした。
フィットネスクラブの研修でも習ったし、よく知られていると思います。
でもRICEは結構古くて、その後何度か変化した上で現在は「PEACE&LOVE」というなんか平和的な名前になっているようです。
PEACEは怪我直後の三日位。
LOVEはその後の回復時に行う方法のようで、
怪我直後
P→PROTECTION(痛みが出る動きを避けて保護)
E→ELEVATION(患部を心臓よりも高くする。これで血液の停滞を避ける)
A→AVOID ANTI INFLAMMATORIES(抗炎症薬やアイシングを避ける。これは今までと大きく変わりますが、冷却などは組織の修復に逆効果ということがわかってきたらしいです)
C→COMPRESSION(圧迫することで腫れを減らせるようです)
E→EDUCATION(患者に対処法を教える。過剰に安静にしていたり、薬をたくさん使ったりということを避けます)
三日後くらいから
L→LOAD(痛みと相談しながら徐々に負荷をかけていく。もちろんやりすぎると腫れて悪化しますが、過剰に安静にしていると治りが遅いようです)
O→OPTIMISM(前向きな思考を持つ。「気持ちの問題かよ!」って思うかもしれませんが、効果があるようです)
V→VASCULARISATION(痛みがないようにしながら、適度な有酸素運動で血流促進)
E→EXERCISE(体全体の筋トレやバランストレーニング。怪我で動きにくくなった体の回復を促します)
今までと共通の面もあるけど、結構変わりましたよね。
特にアイシングが良くないかもって話と、怪我から数日したら負荷をかけ始めるっていうのは結構意外かもしれませんね。
まだ新しい情報なので、スポーツの現場で怪我が発生したときに「アイシングしないほうがいいよ」って言っても「はぁ?」って言われるかもしれませんw
実際、怪我をした本人が不安になってもいけないので、咄嗟に信じられないようならアイシングしちゃっていいと思いますが、まずは怪我をする前に理解して、自信を持ってPEACE&LOVE処置をしていただければいいと思います。
個人的にも冷やさないほうがいいのって意外だったのでw
HIROKI
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No.984