前回、脳科学者の池谷裕二さんについて少し話しました。
今日もその関連なんですが、ちょっと面白い実験結果です。
よく、歳を取ったら物忘れが激しくなるって言いますよね。
まぁ確かにちょっとそんな気もしますが、一説によると歳をとって脳の機能が落ちたわけじゃなく、記憶の数が増えたことでたくさんの記憶の中から必要なものを見つけるのに時間がかかるようになるみたいです。
子供頭って、まだ人生経験が少ないので、ものが少ないミニマリストの部屋みたいな感じです。
見つけたいものすぐ見つかるよねw
でも長い間生活を続けた結果、部屋にものが溢れるように頭の中も記憶で溢れてきます。
それだけゴチャついてたら探すのに時間がかかるのは当然かも。
覚える力が落ちたんじゃなくて、探す手間が増えているということですね。
そして「歳をとると記憶力が落ちる」というイメージ自体があまり良くないようです。
というのも、高齢者向けの研究で記憶力調査があったんですが、
「これから記憶力テストをします。」と伝えた場合で明らかに成績が悪くなったそうです。
黙ってやったら結構良いのに、伝えると落ちる。
どうやら「高齢者は記憶力が悪い」というイメージがあるから、記憶力テスト時聞いてうまくできなかったという見解があるようです、(もしかしたらただ緊張したのかもしれないけどw)
大人になってからは「昔よりの記憶力が落ちた」とか、「体力が落ちた」とか、色々と体の衰えを感じるケースがあるかもしれません。
でもそう思うことによって、もっと結果は悪くなるかも。
「全然大丈夫」って思ってた方が得だったりして・
HIROKI
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No.932