今日は脳科学者の池谷裕二さんの動画を見ていました。
古い動画で、前にもブログで紹介したことがあるんですが、脳科学って面白いですよね。
ここでは「黄色って実は見えてない」っていう話があるんですが、どうやら人間の目には「赤、青、緑」のセンサーしかないらしいです。
「でも黄色いものってあるじゃん」って思いますが、あれは幻覚ということらしいですw
それを証明している方法は、
・顔の真ん中に仕切りを置いて、右目と左目の視界を分ける
・右目に赤が見えるようにする
・左目に緑が見えるようにする
という状況にします。
すると右目に赤が見えて左目に緑が見えますよね。当たり前ですけどw
しかし、少し時間が経つと視界が黄色くなってきます。
そこに無いはずの黄色が見えるんです。
これは目の中にある赤のセンサーと緑のセンサーが同時に使われることで黄色と呼ばれている幻覚が見えるということです。
まさか小さい頃から長年信じていた黄色さんが存在しないなんて。
サンタさんがいないと知った時の衝撃よりも遥かに大きいです。
サンタさんは薄々「いないんじゃないかな〜」って思ってましたが、黄色さんは完全に実在すると思ってましたからね。
こうやって、実在しないものと言われても、ちゃんと黄色と緑と赤は普段使い分けていますよね。
だからある意味「黄色は存在する」でいいんだと思います。
実際は緑と赤がマーブル状になったものとか、何かしら緑と赤が混ざったものが黄色く見えているだけかもしれませんが、僕らには黄色として見えてるわけですからね。
この、「実際とは違うけど、そうイメージすることで都合がいい」というのは、体に対するイメージとかも、少し似ているかもしれません。
実際に人体を解剖してみたら骨とか筋肉とか、実際の構造が見えますよね。
でも普段体を動かしている時は実際とは別のイメージになっている時もあると思います。
体がゴムのように伸び縮みするイメージ、水のように滑らかに動くイメージ、石のように硬いイメージなど。
体のイメージを拡張することによって動きやすかったりする時もありますよね。
もちろん解剖学を学んで、構造に則した動き方をすることはとても良いと思いますが、実際の構造とは違うイメージが役立つこともあるわけです。
特にダンスとかは体が持つ本来の機能とは違うことをするので、変なイメージ役立つ場面って多いです。
今まで当たり前だった「黄色」でさえ幻想なんだから、体も自分の都合がいいようにイメージして動かしてみるのも良いかも。
HIROKI
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No.931